画力がないなら立体を作ればいい

デジタル箱庭クリエーターを目指す小さな足跡

Zbrushで斜めに配置したオブジェクトを左右対称編集するプラグイン「Back To the Center」のご紹介

(約 1,900文字の記事です。)
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Zbrushで左右対称に作ったパーツを斜めに配置すると以降は左右対称編集が難しい。

それがずっとストレスだった。

「事前に」レイヤーズ機能をONにしておけば元の位置に戻せる。だが事前にONにし忘れていたらおしまい。
またレイヤーズ機能が効いている時にはトポロジ変更系の操作が一切できない。不便。
つまり、レイヤーズ機能による元の位置に戻す機能はとても使いづらい、制限が多い、ゆえに不便で使い物にならなかった。

プラグインを作っちゃおう

3軸の回転情報を記憶させて逆順に適用すればいつでも原点に戻せるのではないか?という発想からプラグインを作ってみた。その結果、一度斜めに配置したパーツを原点に移動させて左右対称状態にし、そこで左右対称編集をしてから、再び元の位置に戻せるプラグインが完成した。ソースコードは堂々の10万文字超え。
Back To the Center、略してBTCプラグインの誕生である。

※この記事は古い記事です。最新版のバージョンに対応した記事はこちら。
Back To the Center(BTC)プラグインの使い方のまとめ(2019年5月版) - 画力がないなら立体を作ればいい

Back To the Centerとは?

斜め配置したサブパーツを原点に移動させて左右対称編集を可能にした後、ワンクリックで元の位置に戻すプラグインだ。
回転移動によるメッシュの移動なので、ZRemesherなどのリトポ作業も、ミラー変形も、メッシュの切り取りなど、全てのZbrushの機能が使える。

使い方

  1. 左右対称な2点にトランスポーズツールで直線を引き、
  2. 水平になって欲しい2点を同様にトランスポーズツールで直線を引き、
  3. 最後に左右の中心となる1点をトランスポーズツールでワンクリックするだけ

これでどんなに斜めに配置したメッシュもピタリと原点に移動させられるし、逆にワンクリックで元の位置に戻せる。

大きな特徴

  1. 2度目以降のこの往復作業はどちらもワンクリックで実現可能
  2. サブツール名に回転情報が紐付けて管理されるので2度目以降はサブツールを選択してワンクリックで往復移動可能
  3. 回転情報は他のサブツールへ一斉にコピペ可能
  4. 複数のサブツールを一斉に回転&元の位置に戻すことができる
  5. 全ての回転情報は外部ファイルに保存&読み込み可能

脅威の回転力。

実際の使い方はこちらのページをご覧下さい。
Back To the Centerの使い方(基礎編) - 画力がないなら立体を作ればいい

ダウンロード

無料DLはこちら。寄付大歓迎のドネーションウェアです。
Zbrush用プラグイン「Back To the Center」(斜め配置と原点配置とを往復可能) - YAMATO - BOOTH

チェンジザワールド軸機能とは?

BTCにはチェンジザワールド軸という便利な機能がある。これは、固定されているはずのワールド原点を、好きな位置・角度に設定できるというマジック機能。
例えば、斜め配置したパーツを左右対称編集したいけれど、パーツ類全体のバランスを見ながら左右対称編集したい場合にとても役に立つ。なぜならば、そのパーツの中心にワールド原点を移動させ、そのパーツの前後方向にZ軸を設定すれば、それを実現できるからだ。

具体的な使い方はこちら。
Back To the Centerの使い方(応用編とチェンジザワールド軸編) - 画力がないなら立体を作ればいい

便利なプラグインなので是非とも無料版でその価値をお確かめ下さい。
もし価値があると感じたら寄付とともにアップグレード版を体験してみて下さい。

今回の創作活動は約15分(累積 約746時間)
(170回目のブログ更新)