画力がないなら立体を作ればいい

3DCGでワンシーンメイキング(オリジナル小説の挿絵作り)

Zbrush用プラグインBTC Ver.2.5の新機能の使い方(Visibility Switcherとの連携)

(約 2,800文字の記事です。)
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BTC(Back To the Center)のVer.2.5の新機能の使い方の説明記事です。
Zbrush用プラグイン「Back To the Center」(斜め配置したパーツを左右対称編集するツール) - - BOOTH

2つの大きな機能が実装されました。可視サブツールへの一括ペースト機能と、ViSとの連携機能です。
Ver.2 系の全ての機能の説明はこちらのまとめページからジャンプして下さい。

可視サブツールへの一括ペースト機能

今回も無名さんがモデル。
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今回は上部の小型タンクの回転情報を、他のタンクパーツ、ケーブル、銃の全てにペーストしてみます。

目玉アイコンを必要なサブツールだけに絞ります。(ViSを使って目玉アイコンを復元するとワンクリックでこの準備ができます。)

小型タンクを選択状態にして(1)のボタンを押すと、小型タンクのサブツールに保存されている回転情報を一括でペーストできます。
Zbrush用プラグイン「Visibility Switcher」(全ての目玉アイコンをワンクリックで一気に復元) - - BOOTH

もし選択中のサブツールに回転情報がない場合には警告画面が出て止まります。過去に回転情報を記憶させたサブツールか確認を。あるいはファイルのロードし忘れの可能性もあります。

可視サブツールの一括原点移動

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例えば全ての可視サブツールに上記の手順などで回転情報を記憶させておけば、作業後半で、必要なサブツールだけを可視サブツールにした後に(2)のボタンを押すだけでまとめて一気に一括移動します。重い処理ですので数秒お待ち下さい。

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もし可視サブツールの中に1つでも回転情報がない場合には、回転を始める前の事前スキャンでそのサブツールを表示させて警告画面となって止まります。安全。(だって中途半端に一部のパーツが回転すると、それらを全て戻すのがとても大変なんだもの。)

可視サブツールの一括復元

今度は逆に元に戻す操作を可視サブツールに一括適用させます。戻したいパーツが全て可視サブツールになっていることを確認して(3)のボタンを押すだけ。
今までのZbrushではあり得なかったことが簡単できます。ワンクリックして待つだけ。感動モノです。開発してよかった!

ViSからも同様の機能を呼び出せる

BTCがインストールされていない場合にはグレーアウトしてクリックできませんが、BTCがインストール済みであればクリックできます。BTCのボタンと同様の機能が呼び出されます。
恐らくは作業後半になるとBTC済みの場合が増えるはずなので、ViSウィンドウから呼び出せれば便利だと思ったので実装。

BTCインストール済みであれば、BTCのサブツールリネーマーも、ViSのサブツールリネーマーもどちらも同じ動作をします。お好きな方でどうぞ。

BTCとViSとでのサブツールリネーマーの相互リンク

BTCとViSとを両方インストールしていると、どちらのサブツールリネーマーを使っても、両方の名前データベースを検索してどちらにも名前の重複一致がないかスキャンします。どちらかに重複一致があった場合にはエラー表示をして名前を戻す作業に戻ります。

BTCの名前データベースとViSの名前データベースとは実は性質が違います。
BTCには「過去に回転情報を登録したサブツール名」が記憶されています。なのでサブツールがいくらあってもBTCを実施していないと0件です。
一方、ViSは一度でも可視情報を登録すると、登録時点の全てのサブツール名と可視状態が登録されています。なので、データベースの内容自体に共通点はありません。
リネーマーのエンジンそのものは両者で別々だったのですが、今回の実装で両方に対応する名前検索エンジンを実装し、もし両者がインストールされている場合には新検索エンジンで2つのデーターベースの名前一致を検索しています。地味に実装が大変でした。

まとめ

可視サブツールの一括操作はとても便利。ViSとの連携によりその手間も最小限となります。これでBTC以上CWA未満の小規模のパーツ群を簡単に原点移動と復元が可能です。
BTCで単体パーツの回転では気が遠くなる作業、かといってCWA(Change the World-Axis)モードで結合と分解をするには気が重い、そんな時にはBTCとViSとの連携でささっと複数のサブツールを回転移動させられます。これでBTCがさらに使いやすくなりました。

記事で書くとたったこれだけですが、10個のサブツールを原点に移動させたり元に戻したりするのも、3個のサブツールを同様に操作する場合も、操作内容は一緒です。数クリックだけ。これがBTC+ViSの威力です。

BTC
Zbrush用プラグイン「Back To the Center」(斜め配置したパーツを左右対称編集するツール) - - BOOTH

ViS
Zbrush用プラグイン「Visibility Switcher」(全ての目玉アイコンをワンクリックで一気に復元) - - BOOTH



今回の創作活動は約15分(累積 約756時間)
(185回目のブログ更新)