Blender用アドオン「Retopoflow」のフル機能を公式に無料で利用する方法

(約 4,500文字の記事です。)

Zbrushなどの超絶ハイポリメッシュを効率的にリトポする「Retopoflow(リトポフロー)」という有名アドオンがある。

Blender Market
Retopoflow 3 - Retopology Toolkit For Blender RetopoFlow is a full retopology mode for Blender that helps make quick work of creating custom, clean, mid or low poly meshes on top of high resolution sculpts....

これは通常で約9,300円の高額な有料アドオンだ。だが開発者公認の方法で誰でも無料でフル機能を利用することができる。

大和 司

BlenderとRetopoflowでトータル0円で最強のリトポ環境が手に入るわけだ。

無料でローポリ・ミドルポリの制御環境が手に入るわけだ。もう使わない手はないでしょ?

逆にRetopoflowを使わないなんてBlenderの能力を半分に制限しているようなものだ。

それだけ威力のあるアドオンです。

ちなみに私はRetopoflowの購入者であり、Ver.3.0.0からV3.2.0までの約9割の機能改善に貢献しています。具体的には開発者のジョナサン氏と英語チャットでやりとりしてバグ報告と機能要望を出し、実際にVer.3.2.0までに実装して頂いております。単なる「使ってみた」という感想を書くだけのレビュワーとは違います!そこを意識して読んで頂ければ幸いです。

大和 司

もちろん良いツールだと思った人は是非とも購入して開発者を支援してあげて下さい。

私は当然購入済みです。が個人的には寄付にしてはちょっと高すぎね?とは思いますw もう少しお手頃感を出してくれても……。

目次

更新履歴

2023/01/08 記事をメンテ。無料版の制限に「学生・教師または非商用利用のみ」の情報を追記。ただし追記コメントがない場合、記事の多くは執筆当時のままです。
2022/10/17 記事をメンテナンス。
2021/06/29 記事更新のためのご支援のお願いを追記。
2021/02/24 Ver.3.1.0に合わせて記事を修正。無料での導入方法のご案内を追記。

実際に試して正常動作しました

20210130023311.png

有料版と無料版とで動作を比較したが、実用上の違いがほぼ感じられなかった。

大和 司

いいのかこれで!?

とはいえ、その方法は2021/02/24現在は有効だが、将来的に使い続けられるかどうかは保証できない(笑)仕様変更・公開方法や無料化の手順がひっそりと変わることも有り得る。また当然ながらユーザーサポートもない。

安心して恒久的に使いたいならばBlender Marketから購入すべきだ。

(2023/01/08 追記)
RetopoFlowは学生と教師は無料、またRetopoFlowを教育目的または非営利目的で使用する場合のみ無料です。このように無料版についての制限が明記されていました。

なので商用利用を考えているユーザーは、次のBlender Marketの25%OFFセールにでも購入した方がいいでしょう。

大和 司

考え方によっては、Retopoflowの可能性を試す分には無料でいくらでもそのポテンシャルを試すことができるという、無料体験版とも言える。じっくり触って、本当に業務のワークフローに組み込めそうか検討できることになる😍

(追記終わり)

テスト環境

あくまでも2021/02/24現在に動作確認が取れただけです。

  • Blender 2.91.2
  • Retopoflow 3.1.0
  • Windows 10 Pro

無料の導入方法はこちら

今回、導入方法の記事自体を無料で公開することにしました。(この執筆当時はこの導入方法の公開を迷っていました。)

note(ノート)
(無料記事)Retopoflowを無料で使う方法|大和 司 2nd|note (約 3,000文字の記事です。)2023/01/11 更新。 RetopoflowはBlender Marketで86ドル(約1万1千円)で販売中だ。定期的に行われる25%OFFセールでも65ドル(約9千円)だ...

私は有料版も購入済みですが、このマガジンの執筆では無料版を使って書いています。正常動作しています。

note(ノート)
Retopoflow(リトポフロー)の使い方(2023年版)|大和 司 2nd|note 1~2時間後に実戦投入!Blender 2.9~3用アドオン「Retopoflow 3」を1~2時間程度で素早く学習し、すぐに実戦投入するための解説集です。2023年1月の最新のRetopoflowに完...
大和 司

(2021/02/24執筆分までの記事は無料版を使って書きました。有料版と無料版とで機能に違いないことが分かったので、もうそれ以後の記事は有料版を使う予定。)

note(ノート)
Retopoflow(リトポフロー)の使い方(2023年版)|大和 司 2nd|note 1~2時間後に実戦投入!Blender 2.9~3用アドオン「Retopoflow 3」を1~2時間程度で素早く学習し、すぐに実戦投入するための解説集です。2023年1月の最新のRetopoflowに完...

なお上記のマガジン「リトポフローの使い方(1~2時間ですぐに実戦投入)」には、全文を無料で読める無料記事もありますので、一度ご覧下さい。

有料マガジンの購入によるご支援のお願い

2021/06/29 追記

Retopoflowは無料で使えることが上記の公開記事から分かって頂けたと思います。恐らくは今後も無料で使い続けることができると思います。ですが日本語による「使い方の解説」は現在ほとんど見つけることができません。上記の有料マガジンではRetopoflow Ver.3になってからほぼ全ての機能を解説しています。またバグの報告や機能提案なども積極的に開発者のジョナサン氏に報告しています。(私はRetopoflowの購入者であるためサポート窓口を経由して報告できる。)

私からのバグ報告により致命的なバグが常に修正され、また更に使いやすくするために提出した改良案が次々と実装されていきます。

無料で利用している皆様におかれましては、どうか今後も私がRetopoflowの改善やバグ報告を継続できるように、そして今後も日本語による解説を継続するためにも、是非とも有料マガジンの購入によって私をご支援して下さるようお願いいたします。

note(ノート)
Retopoflow(リトポフロー)の使い方(2023年版)|大和 司 2nd|note 1~2時間後に実戦投入!Blender 2.9~3用アドオン「Retopoflow 3」を1~2時間程度で素早く学習し、すぐに実戦投入するための解説集です。2023年1月の最新のRetopoflowに完...

他の主な無料記事の一覧

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(無料記事)【はじめに】お読み下さい|大和 司 2nd|note (約 3,500文字の記事です。)2023/01/18 更新。 このマガジンはBlender用アドオン「Retopoflow」の使い方の解説集です。 2023/01/18 本日、全ての記事を最新のVer.3.2....
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(無料記事)実践リトポの前の練習方法|大和 司 2nd|note (約 2,900文字の記事です。)2023/01/15 更新。 Retopoflowの便利機能が分かって、すぐにでも顔のリトポをやりたいと思ったことでしょう。 その気持ち、よく分かります...
note(ノート)
(無料記事)基本機能の解説は終了です|大和 司 2nd|note (約 1,100文字の記事です。)2023/01/18 更新。 更新履歴 2023/01/18 Blender 3.3.2とRetopoflow 3.2.9対応。 これで9割の機能は使えるはず ここまででRetopoflo...

中級者にもオススメかも

なお既にRetopoflow利用中の中級者でも、もしかしたら役に立つ情報があるかも知れません。

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BlenderとRetopoflowで無料なのに最強のローポリ制御環境に!

トータル0円で最強のリトポ環境が手に入るわけだ。ローポリ・ミドルポリの制御環境が手に入るわけだ。

大和 司

もう使わない手はないでしょ?
もう1つのソフトだけに依存する必要もないでしょ?

逆にRetopoflowを使わないなんてBlenderの能力を半分に制限しているようなものだ。

リトポの重要性に関する記事はこちら。

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リトポは楽しいよ!(効率的な場合に限る)

「1面をひたすらコツコツと張り続ける古臭いやり方」は苦行でしかありませんが、効率的なリトポは作業自体がとても楽しいです。完成した形が求める「真に理想的なトポロジライン」が見えてきて、そこにエッジラインを配置できるのだから、そりゃ楽しいでしょ!というわけです。

note(ノート)
リトポロジーに関する記事の執筆完了|大和 司|note (約 1,800文字の記事です。) ここ数日、リトポに関する活動をしていた。3DCGをやらない人には謎のカタカナだ(笑)その説明をするとこの記事が本になるので割愛。ざっく...

リトポは効率が命

手動リトポはツールの使いこなし次第で、長時間の単調でつまらない作業にもなりますし、効率的にサクサクとトポロジを組み上げていく楽しい作業にもなります。ツールの使いこなし次第で仕上がりまでの時間に大きな差が生まれます。

だからこそ、Retopoflowという良質なツールを使って「効率的に、かつ楽しく、イメージ通りに、自由に」リトポできる体験が必要だと感じました。ゆえに、なるべく短い時間で即実践できるような使い方マニュアルを執筆しようと決めました。

どうかこのマガジンが多くの3DCGクリエーターのお役に立ちますように。

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Retopoflow(リトポフロー)の使い方(2023年版)|大和 司 2nd|note 1~2時間後に実戦投入!Blender 2.9~3用アドオン「Retopoflow 3」を1~2時間程度で素早く学習し、すぐに実戦投入するための解説集です。2023年1月の最新のRetopoflowに完...

今回の創作活動は約1時間30分(累積 約2,187時間)
(678回目のブログ更新)

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