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サブスタンス3Dペインターを買う前に考えてほしい。購入方法は重要(2022年10月版)

(約 8,200文字の記事です。)

20210110014235.png

サブスタンス3Dペインター(Substance 3D Painter)を買う前に考えてほしいこと。

  1. ソフトウェアが欲しいのか?
  2. Adobe Substance 3D Assetsのアセットが欲しいのか?

旧名のサブスタンスソース(Substance Source)はAdobe Substance 3D Assetsに名称変更されています。
他、新旧の名称変更はこちらのサイトが分かり易いです。
https://www.borndigital.co.jp/software_news/23165.html
ただし本記事では「Substance 3D Assets」と略記します。

ソフトが欲しいのかアセットが欲しいのか?これがとても重要で「Steamでの買い切り」か公式からの「サブスクリプション購入」かの違いに直結する。とても大事なことなのだ。

大和 司

単なる買い方の違いではないのだ。

目次

更新履歴

2022/10/15 記事をメンテ。Adobeに買収されてからいくつか大きな変更があったので追記。
2021/11/27 サブスタンス3Dペインター2021を所有しているユーザーは2022に乗り換えるべきか検討した記事を追加。
2021/06/27 サブスタンス3Dペインターになった現在の最新の情報と「よりお得な買い方」の記事を追加。
2021/05/09 記事をメンテ。
2021/03/01 読みやすいようにメンテ。

注意事項

(2022/10/15)
この記事はサブスタンス製品がまだAllegorithmic社とAdobe社との間にある、微妙な時期(過渡期)に書いた記事です。ですのでいくつかのリンク先はAllegorithmic社の掲示板などへのリンクでしたが、今は全てAdobeリンクにリダイレクトされています。ですが当時の内容まではリンクされておらず、FAQページトップにジャンプするだけです。全てのリンク先を見つけ出すことは難しいため、打消し線付きでログとして残してあります。

他にも旧情報から新情報に変わった部分についてもログとして残すために、変更された場合に変更以前の情報には打消し線を付してログとして残してあります。

ですので新規ユーザー様には読みづらい=要らない情報が追加されている点を何卒ご了承下さい。

最近の大きな変更点

また2022/10/15時点での、最近の大きな変更点は以下の通り。

  1. Substance 3D AssetsのDLポイントが無期限から期限有り&繰越上限ありに変更された
  2. 3D Community Assetsのクレジット表記が必須ではなくなった

詳細は以下をご覧下さい。

【結論】買い切り版とサブスク版の違い

1. Steamでの買い切り版

  1. 買い切り版は永久利用可能
  2. 1年間 12月末までの無料アプデが可能
  3. 通例では新バージョンを割安で買える
  4. ただしSubstance 3D Assetsで使えるDLポイントは付かない

2. 公式サイトからのサブスク購入

  1. サブスク版は1ヶ月単位での更新(または1年単位の更新)
  2. サブスタンスのペインター、デザイナー、サンプラーの3つを使える
  3. Substance 3D Assetsで使えるDLポイントが毎月30ポイント貰える(アセットを毎月30個までDL可)
  4. DLポイントに有効期限はない(ためてサブスク期限切れ後にも使える)Adobeになってから繰越上限有り&有効期限ありになりました😭
  5. DL済みアセットは永久に利用可能(サブスクの有効期限とは無関係)

DL済みアセットに関する利用規約はこちらが分かりやすかった。

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/5431713516569

Steamでの買い切り版とサブスク版との違いは「Substance 3D Assetsのアセットの扱い」ということになる。

買い方は2種類

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  1. Steamから購入して永久利用(買い切りで 1年間の 12月末までのアプデ権付き)
  2. 毎月払いのサブスクリプション

この二択になる。で、この両者の違いを比較してみた。

毎月払いのサブスクリプション

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  1. 毎月払いにする(2,398円)
  2. 1年払いにする(26,818円、12で割ると月額2,235円)

年払いの方がちょっとお得。

サブスクにするとSubstance 3D Assetsでのダウンロード権が1ヶ月あたり30ポイントもらえる。毎月30個まではアセットをDLできる。

他、サブスクではサブスタンスペインターの他にもSubstance DesignerとSubstance Alchemist Samplerも使える。

旧名 アルケミスト(Alchemist)は新名 Samplerに変更されました。

大和 司

私にとってはまだサブスタンスペインターだけ使えればいいのだが、色々と便利に使えるらしい。DesignerもSamplerもサッパリ分かりません。。。

毎月30個までのアセットのダウンロード権が付いてくる

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サブスクのメリットはやはり毎月30個までの「Substance 3D Assetsのダウンロード権」が付いてくることだ。以下、DLポイントと呼ぶことにしよう。毎月30個のDLポイントが付与される。これはアカウントに付与されるみたいで、サブスクの契約状況の変更によって減ったり消失したりすることはない。
Do Substance Source Points decay?
Substance source credits

なのでサブスク期間が多くてアセットをDLしなければ利用可能ポイントが増えることになる。DLポイントには失効期限がないので、サブスク期限が過ぎた後でもポイントを利用してアセットをDLできるし、サブスタンスプレーヤーなる無料ツールでテクスチャをエクスポートして利用可能とのこと。
Source Credits / Access

(10月15日(土)追記)
今日確認したところ、AdobeになってからDLポイントの繰越上限とポイントの有効期限があることが分かりましたので追記。

以下のリンク先にDLポイントに関する詳細が書かれている。

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/4402770744729

1ヶ月に30個以上もSubstance 3D AssetsからDLするためには?

同一アカウントで同月に追加で1ヶ月分のサブスクを申し込めば30個増えるらしい。要するに1サブスクで30個のDL権利が買える、と考えると分かりやすいだろう。

同一アカウントで「同月に複数のサブスクを購入する」という概念自体はとてもわかりにくい(笑)
だが、1サブスク=30個のアセットDL権利、と考えれば分からなくもない。

2022/10/15 追記。Adobeになってからは1ヶ月に30点以上のアセットをダウンロードする方法に関する情報が得られなかった。なので買収前の情報は打消し線を引かせて頂きました。今はどうなっているかは未確認。

大和 司

残念ながら力尽きたのでここから先は各自でAdobeにご確認下さい😱

買い切り

1万6千円程度。

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【毎年セールがあるみたいなので過去情報をここにメモしておく】
この囲み記事については2020年末・2021年始の話。SteamというPCゲーム販売プラットフォームから、2021年版の買い切り用販売予約が始まっている。ちなみに今から買っても2020年版でも使える権利が付いてくるので販売開始まで待つ必要はない。この買い切り版は2021年の1年間は無料アプデ権利が付いてくるので、最新のサブスタンスペインター本体を1年間使える。(1年間ではなくて2021年末まででした、残念。)とはいえ最新でなくてもいいならば2022年以降も使える。

だが前述したようにSubstance 3D Assetsのポイントは一切付かない。ちょっと分かりにくいけれどSteamのページにも明記されている。公式FAQなどを見てもDLポイントは付かないよ、と書かれている。

このライセンスには、SubstanceSourceへのアクセスは含まれていません
Do I get points when buying Substance on Steam?

なので、Steamでのサブスタンスペインター買い切り版はあくまでもサブスタンスペインター本体のアップグレード権が1年間付いているだけの、ソフト単体のライセンスだと思って間違いない。(なおアップグレード権がなくなっても永久利用は可能。)

大和 司

なお、通例では1年後、2年後にはおそらく半額程度で次年度の買い切り版が買えるらしい。旧買い切りユーザーへの優遇措置。

(追記)3D Community Assetsが使いやすくなった?

買い切り版であってもSubstance 3D Assetsの無料アセットは使えるが、数が少ない。同様にサブスタンスシェア 3D Community Assetsというコミュニティー製のアセットも無料で使えるが、やはり質はまちまちだ。

旧名 サブスタンスシェア(Substance Share)は新名 3D Community Assetsに変更されました。

Adobeに買収される前の情報では、サブスタンスシェアの利用に関しては商用利用も可能だが、個人利用・商用利用を問わず、クレジットの表記が必要だったので、色々と面倒に感じる。(請負業務用途には絶望的)
License clarification.
Substance Share for Commercial Use
(今はリンク先は閉鎖されていて当時の情報は見られない。)

だが本日10月15日(土)に再度調査したところ、利用条件が少し変わっていた。以下のリンクからAdobeの3D Community Assetsに関する追加情報が見られる。現在でも個人利用も商用利用も可能だが、クレジット表記が必須とは書かれていない

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/5431713516569

https://wwwimages2.adobe.com/content/dam/cc/jp/legal/servicetou/Adobe-Substance-3D-Community-Assets-Addl-Terms-ja_JP_20210623.pdf

このpdfの記載内容によれば、アップロードした作者が特に明示的に「ライセンスに関する制限(CC BY 4.0など)」をしていない場合は、DLしたユーザーは特に帰属表示なしで自由に使えるみたいだ。(恐らくは作者=アップロードした人が説明欄にライセンスに関する特記事項などを書いていない限りは、3D Community Assetsからダウンロードした素材は個人でも商用でも利用できる上にクレジット表記=帰属表示、これが不要と解釈できる。)

大和 司

不安な人はAdobeに直接問い合わせたほうが確実でしょう。

なので今は多少は買い切り派でもある程度の素材は手に入れられることになったわけだ。

話を戻して、では両者を比較してみます。

買い切り版とサブスク版の違い(再掲)

Steamでの買い切り版

  1. 買い切り版は永久利用可能
  2. 1年間の無料アプデが可能
  3. 通例では新バージョンを割安で買える
  4. ただしSubstance 3D Assetsで使えるDLポイントは付かない

公式サイトからのサブスク購入

  1. サブスク版は1ヶ月単位での更新(または1年単位の更新)
  2. サブスタンスのペインター、デザイナー、サンプラーの3つを使える
  3. Substance 3D Assetsのアセットを毎月30個までDLできる(DLポイント30ptの付与)
  4. DLポイントに有効期限はない(サブスク期限切れの後からでも使える)今は有効期限ありになっています
  5. DL済みアセットは永久に利用可能(サブスクの有効期限とは無関係)

う~ん、どうやら違いは「Substance 3D Assetsのアセットの扱い」ということになる。これはどういうことだ?サブスタンスソースについて深く調べてみた。

大和 司

ここから先はユーザーの考え方次第です。

サブスタンスペインターを使いこなすだけなら買い切りでいい?

私は最初そう思った。だが「Substance 3D Assetsって何?」と思って調べて、以下のURLのようにジーンズ素材を「Jeans」で検索し、ウェブブラウザ上の簡易アセット操作ツールをいじってみて、考えが変わった。

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ジーンズ素材を選んで質感をカスタムしてプレビューできる。(サーバの都合上だろう、画面の更新はだいぶ重め、待つしかない。)

20210110010237.jpg

Substance 3D Assetsのアセットはこういうインターフェース全部を含めて1つのアセットとして提供されているわけだから、パラメトリックな制御ですぐにイメージ通りのジーンズを何パターンも作ることができる。

大和 司

これを逆に、サブスタンスペインター本体の力のみで自力で作り出すことはかなり時間がかかるだろうし、ハッキリ言って無駄な努力とも感じる。このアセットを作り出そうと思ったらサブスタンス デザイナーやサブスタンス サンプラーなども使わないと作れないだろうな、と素人ながらに直感した。

クリエーターのニーズは「そもそもアセットを作りたいわけじゃない」のだ。クリエーターの多くは結果が欲しいだけであって、便利なアセット作りに興味はないのだ。結果を安く買えてイメージ通りのアウトプットに速攻で近づけるならば、買うのが一番早い。

「マテリアル作成スキルの問題」と「期限内にクライアントの要求を満たすアウトプットを出せるか否か」の違いは、混ぜて考えてはいけない。重要度、緊急度が違いすぎる。(あとでスキルをフォローアップするための検討は必要だが納期には替えられない。)
そして個人創作にしても、望む結果が早く出る手段を選ぶのは必然だ。
人生の時間には限りがある。

なお、DLポイントに有効期限はなく、サブスク期限切れであってもDLポイントは使えるし、サブスク期限切れであってもサブペが使えないだけで購入済みアセットからテクスチャ自体は取り出し可能(サブスタンスプレーヤー経由)。

大和 司

今はDLポイントは有効期限あり、繰越の上限ありです😭

https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/4402770744729

なお、一度Substance 3D AssetsでDLしたマテリアルなどは永久に利用できる。サブペのサブスク期限とは無関係。(ソフトウェアにではなくアカウントに紐付くため。)

Will materials become unavailable when I unsubscribe or expire?

なのでサブスタンスペインターの有効期限とSubstance 3D Assetsは無関係。

だからAllegorithmic側も「Substance 3D Assetsへの唯一のアクセス方法はサブスク購入のみ」と断言している。(Allegorithmicはもうない。)なのでどちらかというと「Substance 3D Assetsを売るためのサブスク販売であり、他のソフトの利用権は販促のためのオマケ」的な考えであることがFAQを読んでいて分かった。

サブスタンス製品はどこまで商用利用可能?

この情報を見つけるのにちょっと手間取ったけれど、結論としては元からあるサブスタンス製品由来のものは全て、固定的なテクスチャにした後ならば商用利用でも問題ない模様。例えばSubstance 3D Assetsを利用した場合には「元々のサブスタンスペインター用ファイルまたはそこに含まれるテクスチャイメージそのものを、提供先のユーザーが取得できないようにして提供すれば問題ない」とのこと。つまりテクスチャマップを画像ファイルとして出力後であれば、テクスチャの見た目がSubstance 3D Assetsのテンプレの見た目と全く同じであっても「元のパラメータ制御可能なファイルをユーザーに提供していない」ので商用利用可能という解釈だ。

これはAdobeになっても変わらないみたい。

https://community.adobe.com
Commercial use of 3D Asset library Hello, I work at a video game studio and we are looking to purchase a license to use Substance 3D Asset Library in the game we are developing. What I need to cl...

Commercial use of our asset

もしパラメータ制御可能な形式のファイルをユーザーに提供する場合には、Substance 3D Assetsのそれと全く同じパラメータ制御状態では提供NGだが、独自に新設定したパラメータ制御機能を実装した物はOK。要するに、Substance 3D Assetsのファイルそのものを他人に提供してはダメ、ということだ。何かしらの制限や機能を追加したり加工したりすればOKということ。

Is it possible to resell texture created with substance?

より詳しい解説はこちら。
Substance Source Terms of Use
「パラメトリックな制御状態を維持したまま元ファイルを公開してはいけない」という事だ。「パラメータ制御をNGにして固定的な画像にしたもの」は別アセットとして販売可能とのこと。

3D Community Assets について

ただし上述したように、サブスタンスシェアに関しては必ずクレジット表記が必要になる。ここは未だに議論中らしいが、今のところそういうルールらしい。……、うん、ハッキリ言って使いにくいし、個人的な作品制作以外にはかなり使いにくい。

大和 司

今はクレジット表記が必須ではなくなったみたい。

【結論】ソフトが欲しいのか?アセットが欲しいのか?

多分こうなる。サブスタンスペインターというソフトウェアが欲しいのか、それともSubstance 3D Assetsによって提供されるパラメトリック制御が可能なアセットが欲しいのか?

私は最初は前者だったが、Substance 3D Assetsの「パラメトリックな制御で簡単にイメージ通りのテクスチャを手に入れられる」ことを知った今、本当に価値あるものは、実はDLポイントを使ってDLして永久利用可能にした「DL済みアセット」なのではないか?と思い始めた。

だいぶ長くなってしまったので今回はこの辺でいったん終了します。少し頭を冷やしましょう。クールダウン。

今回の創作活動は約4時間30分(累積 約2,115時間)
(669回目のブログ更新)

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