
Rhino 3Dの学習 44日目。日本語版公式トレーニングマニュアル Level 2のp. 108から111までやって力尽きた。ただこなすだけなら何とかなる。読みづらいけど、実践はできる。だが実践できた「やったー!」で終わらせては何にも身に付かない。
Level 2のチュートリアルは実は登場したコマンドの深掘り、自学自習が必要なのでは?🤔と思ったのでやってみた。

正式名称は「ライノセラス(Rhinoceros)」という3DCG CADソフトですが、ここではRhino 3D またはライノ 3Dと呼ぶことにします。
(約 2,400文字の記事です。)
アートギャラリー
要するにこういう「一端にハードクリース」があって「他端が滑らか仕上げ」という面をNURBSで作る練習ってことだ。自動車のボディによく使う表現か?何にしても鏡面仕上げの作品で表現力に差が付く「キラリと光るテクニック」だと思う。





分かりやすいスクショを撮るのに手間取った😱なので最終的に作例をかなり誇張して作ってスクショした。
手順は非常に泥臭い
ひじょ~に、非常に泥臭いやり方で実現させている。アナログ的というか。これ、要するに「面の接線方向」を滑らかに制御する必要がある。



面の接線方向って何よ?と思ったアナタは鋭い。厳密にはそういう表現は適切ではない。
「面を構成する各エッジの接線方向」と言えば正確だろう。四角面なら4方向の接線方向群がある。「群」と言ったのは、各エッジが直線でない可能性があるため。エッジが曲線ならエッジ+面の形状に応じて無数の接線方向がある、1つのエッジ上でさえも。もう頭爆発だろうw
なので、エッジという曲線のみで考えれば接線の制御はまぁできる。だが面になってしまうと、面のエッジを制御することになる。エッジそのものを1つのカーブと見立ててもいいが、実際にはサーフェスという「面」がある。面の端っこの接線方向の制御、ということで、エッジに注目しつつも面を考慮しているという、1次元増えて非常に面倒臭い😭
んでチュートリアルでやっていることは結局は、
- 面を上下半分くらいにアイソカーブで上下に水平分割し、
- 下半分を隠して新たにダミー面を作成し、
- そこでダミー面をちょっとだけひねり、
- ひねったダミー面に合わせてMatch surfaceで上半分の面の接線方向=Tangencyを上書き。
- その後にダミー面を非表示にし、
- 元の下の半分とJoinしておしまい。(エッジの位置は上下面で変化していないので位置ずれはない。なので結合=Joinできる)
言葉で説明すれば3行で、箇条書でも6行。でもまたこの中にいっぱい罠があったし、出てきたコマンドも実は結構奥が深い。というか実践に使うためのブラッシュアップが必要なコマンドだ。
実は深い罠がある「OrientCrvToEdge」
このコマンド。確かにチュートリアル通り正直にやればその通りの結果になる。だが手抜きをして使うと、方向が90度異なる。なんでだ?を調べて沼にはまる。公式ヘルプを見ても意味が分からんぞ……。ここに結構時間を持って行かれた。ようやく理解できた。
ただし仕様を理解すればサーフェスの延長に対して接線方向と法線方向の2つの制御をこれで手に入れられる。割と実践で使えるコマンドだと思った。



これを深掘りせず、単にチュートリアルをこなすだけなら、多分このコマンドは実践で活用できない。例外発生時に詰む。つまりはサーフェスの延長で接線キープだったり法線方向への拡張でつまずく可能性が高い。
曲線の接線同一での延長ではそういうコマンドがあるが、サーフェスの接線同一での延長となると、延長先の対岸にサーフェスがあるかないかで変わる。今回は対岸がない場合の延長の仕方かつ接線同一で。
Blend surfaceは対岸のサーフェスが必要なので使えない。Extend surfaceはカーブの延長のサーフェス版なのでこれも違う。Match surfaceだとエッジにマッチさせることはできるが相手がサーフェスでないと位置同一しか選べない。
なるとこの手法は割と有効な実践的手段なのではないか?と思う。だからこそ時間をかけて自習してみた。肝となる「サーフェスの延長方向の接線同一の新規面の作り方」としてパターン化できると感じた。Sweel 1 railの使い方の基本テクニックになるだろう。
スウィープ1レールのオプションを深掘り
Align with surface (surface edge as rail only) このオプションの意味は?を深掘りしていた。作例ではON/OFFで差が分からん。結局公式ヘルプの解説が一番分かり易かった。今回は別にどっちでもOKだったのだが、なぜチュートリアルではONを指定していたのかが分からなくて調べた。解決した。今回はたまたまほぼ無関係。



表現的にはサーフェスの「何にそろえる=Alignさせるのかが分かりにくい」と思った。答えは両側のエッジにそろえる=既存面のエッジの延長となるような変形オプション。詳細は公式ヘルプのSweep1をご確認下さい。
学びが深い分だけ亀の歩みに😭
ペースダウン。だがそれでいい。今回のコマンドの深い理解は実践への応用にかなり役に立つ。ただ、試行錯誤の実験に時間を取られるのが惜しい。どこかのチュートリアルで丁寧な解説で登場してくれればいいが、その奇跡を待っていられないので自力で解決するしかなかった。
相変わらず泥の中を歩いているような、亀の歩みである。楽ではない。どちらかというと、めっちゃつらい😖
ライノセラスを学び始めた初心者によく効くノウハウをnoteのマガジンにまとめています。興味のある人はぜひご覧下さい😊


今回の創作活動は約1時間(累積 約4,135時間)
(1,068回目のブログ更新)
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