画力がないなら立体を作ればいい

デジタル箱庭クリエーターを目指す小さな足跡

Zbrushでスカルプトに時間がかかるのは「自分の思い通りの形を一発で彫れないから」

(約 2,400文字の記事です。)
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Zbrushでのオリジナルキャラのモデリングを始めるにあたり、Zbrushでの製作環境を整備中。ここで気付いたことがある。本質的かつ重要なことだ。なぜ今まで気付かなかったのか。初心者も中級者も是非読んで考えてみてほしい。今回は導入編の記事。(続編はまた今度)今回は画像無しの文字のみの、コラム的内容です。

アナログで木彫りの彫刻家なら当たり前のこと(だと思う)

現実の木材を、ハンマーとノミで削るなら、当たり前に気付くこと。それは、自分専用の刃先を作って運用することだ。これは誰でも最初の頃に気付くだろう。用意された刃先は使いにくい、と。
もちろん、先達の知恵によりある程度使いやすい道具は揃っている。平刀、丸刀、三角刀、などなど。でもその刃先の開き角度、刃そのものの大きさなど、すぐにカスタムする事になる。なぜならば、本当の木彫りでの微調整にはものすごい労力が必要だからだ。少なくともSHIFTキーを押しながらのドラッグとは労力が違いすぎる。やすりで削るにしろ、刃物で削るにしろ。

なので、効率的な造形には、自分好みの刃先を作って運用するのが重要になる。

で、Zbrushユーザーの皆さんはご自身のカスタムブラシ、作って運用してますか?

ネットで検索するとカスタムブラシの情報が想像以上に少ない。このことが答えだ。ほとんどのユーザーは、既存の純正ブラシと、誰かが用意した既存の他者製ブラシを使っているだけだ。オリジナルブラシを作って運用している人は極わずかだろう。かくいう私も「その準備はしてきた」が、実運用には至っておらず、ようやくその環境が整いつつあった今日この頃。

そのブラッシング、本当に必要ですか?


例えば、クレイビルドアップで盛り上げる。このブラシは四角いエッジが目立つ。だからスムーズブラシで滑らかにする。これの繰り返し。

でもさ、もしエッジが目立たなくて自分の理想的な盛り上がりができるブラシがあったら、スムーズブラシかける時間とエネルギーを省略できるよね?

こういう当然のことに気付かずにZbrushを使っている人が大半だと思う。なぜならば、多くの教科書でそうなっているから、そういうもんだと思い込んでしまう。だから時間数の割に造形が進まない。
この作業は、デジタルツールを使ったアナログ作業だ。木材を大きなノミで削って、細部をやすりで削る作業と一緒。
デジタルツールを使ったデジタル作業ならば「エッジが目立たずに自分好みの盛り上がりをするブラシでドラッグ一発、あるいは数発(ただし1キーを連打するだけ)」なはずなのだ。

ブラシの作り方がわからない

なぜならばネット上にその情報が皆無だからだ。英語で探しても見つけられないほどに。私も色々試行錯誤して、従来のブラシベースのカスタマイズ方法や項目は一通り理解した。そして従来のカスタムブラシの弱点も理解した。そして今のバージョンのZbrushでは、従来手法でカスタムブラシを作るメリットがないことも分かった。Zbrushも2019.1.2になっているのに、Zbrush 3時代の手法にとらわれ続ける方がおかしい。新たな技術でできることが増えた技を駆使して、快適に「思い通りに形を作ること」に集中できるようなツールを使うべきなのだ。

何だか遠回しな言い方だが、ここからはまだ執筆予定を決めていないのでお茶を濁しておく(笑)

WindowsにしてXMD ToolBoxを入れて大量の自作カスタムブラシの運用に備えよ

私から今言えることは、これだ。オリジナルのブラシ設定は上書きせず、それをベースにして自分が使いやすいようにパラメータを微調整し、別名で保存し、そっちをメインで運用するため。また、それらからブラシの形状をカスタムしてオリジナルブラシとして運用するため。それを行うためにはZbrush純正機能だけでは使いにくくて役に立たない。XMD ToolBoxなしには不可能だし、やる気すら起こらなかった人間がここにいます(笑)

この記事を読めばDLからインストール、各種設定から使い方まで完璧。筆者がゼロから使えるようになるまでをドキュメントにした訳ですから。逆にここまで書いた記事があったら私がむしろ読みたかった。それだけ充実の内容です。
Zbrush用ブラシ管理ツール「XMD ToolBox」の導入と使い方 - 画力がないなら立体を作ればいい

スカルプトに時間がかかるのは「自分の思い通りの形を一発で彫れないから」

という結論。だからスカルプトにやたらと時間がかかるわけ。なので、これから先、沢山のモデリングをするつもりなら、急がば回れ。Zbrushの最低限の使い方を理解してテスト的なモデリングを終えたら、本格的に造形にはいる前に「自分の思い通りの形を一発で彫れるカスタムブラシ」の開発に着手すべきだ。ツールに慣れて手が早くなっても、手数が減らせないなら時短の効率化の頭打ちは早いし、疲れるだけだ。だから早めに本質に切り込む、つまり、「自分の思い通りの形を一発で彫れるカスタムブラシ」を作る。

具体的な方法については、まだ私も試行錯誤中だし、まとまるほど実験していないので、今回は警鐘の意味のコラムで終了です。気が向いたら執筆します。

今回の創作活動は約45分(累積 約967時間)
(350回目のブログ更新)

(追記)
VDM, IMブラシと違って従来のブラシのカスタマイズは癖がありすぎる。また結論としては従来のブラシをカスタムする方法でしか上手く作れないブラシも多い。なので、ネット上にカスタム方法の記事が少ないのは恐らく、まとめられるほどまとまっていないってのがカスタムブラシのカスタム方法だと言うことが分かった。知識集めの限界を感じた。なので私も恐らくまとめることはないと思う。なので振るだけ振ってお蔵入り記事です(笑)