コンパクトかつ高品質な卓上スピーカーのすすめ(内蔵スピーカーやイヤホンをやめよう)

今回はコンパクトかつ高品質な卓上スピーカー「FUNLOGY Speaker」のご紹介。案件じゃないよ。自腹購入だよ。だからこそ忖度(そんたく)なしの全力レビューです😊 1,600~1,900円というお手頃価格ながら、あなどる事なかれ。

(約 5,400文字の記事です。)

更新履歴
2025/09/06 エイジング3日目
2025/09/05 公開。エイジング2日目

目次

エイジング中の感想

初日~1週間目

1日目、評価対象外。製品不良がないかチェックのみ。

2日目、2025/09/05 中高~高音域がこもりがち。低音は徐々に「出てきた」印象。 

3日目、2025/09/06 明らかに全域がクリアになり始めた。

  • ぼんやりしていた低音域が「ブリブリ」と引き締まってベースラインの輪郭がよりハッキリ聞き取れるようになってきた。パッシブラジエーターが振動に馴染み始めた。裏側を触ってみれば昨日よりも良く振動しているのが分かる。
  • おそらく低音の音圧はもう上がらない印象。45mmのコーンにしては頑張っている。褒めてあげたい。
  • 高音域の金物の音が前に出始めてきたが、クリアではない
  • まだ中音域は「曇っている」印象がある。イマイチ「抜け切れて」いない。
  • 全体的に中音域が聞きやすくなってきたが、クリア感はまだ少ない

FUNLOGY Speakerのいいところ

  • 高さ11cm、幅7cmのコンパクトな筐体
    • 目安としては「新品ガムテープの四角い版」くらいの大きさ
  • 横置きOK!高さ7cmの隙間にも配置可能
  • 奥行き13cmだが、前面が斜めに傾斜しているので圧迫感少な目
    • 壁際デスクなど、デスクに奥行きが厳しくても設置可能
  • 表面がマットな質感なので黒い筐体でも「まぶしくない」(重要)
  • 電源ONの白色LEDも目に刺さる輝度ではないので気にならない
  • ボリュームつまみも上質な、重みのある回転摩擦感
  • 筐体サイズの割に低音~中音が驚くほど豊かに聞こえる
    • 低音が中音域に被らないのでボーカルの声を聞きやすい
  • 1,500円台というコスパを考慮すれば120点😍
  • 気軽に友人などにプレゼントしても絶対に喜ばれる!

イマイチなところ(エイジング中2日目の感想)

  • 振動板が1スピーカ1枚なので、どうしても高音の抜けが悪い(1,500円を考えれば十分コスパよしだがw)
  • 1つで2万円以上のスピーカーで聞き慣れている人からすれば、どうしても中高~高音域の「曇り」を感じてしまう(エイジング中の感想なので、もしかしたら時間と共にクリアになる可能性に期待😍 )
  • 特にジャズを聴けば、スピーカーの性能が丸わかり(クラシックよりもハイハットや金管楽器の高音域が多めなので分かりやすい)
  • 同じ理由で低音は出るが「低音(ウーハー担当)」も、出ない。パッシブラジエーターで何とか中低音はリッチに聞こえるが、本当の低音は無理
    • 要するに、実測値45mmシングルコーンでは、低音と高音の表現に限界がある(これはこの製品に限らず、物理的な限界)
大和 司

スピーカーはコーンの直径が正義。特に低音域は直径が大きくないと、出ない。(高音域は逆に小さいほうがいい。だから高いスピーカーほどツイーター標準装備ね

スピーカーはエイジング100時間が鉄則

まず、どんなスピーカーでも、最低でも100時間は音を鳴らしてコーンを振動になじませよう。開封直後の音の印象は例外なく「最悪」だ。1スピーカーあたり2万円以上の高額スピーカーでも例外ない。

バイクや自動車のエンジンにも「アタリ」が付くまでは高域までふかしてはいけないのと同じで、振動するあらゆる物品には「馴染み、アタリ」の時間が必要

大和 司

なので100時間、およそ2週間後に記事を書こうと思ったが、待ちきれない!😍 ということでフライング執筆。2週間後くらいに加筆修正予定。

なのでエイジング中なためかどうかは分からないが、2日目の印象としては中高~高音域の抜けが悪い。ちょっと曇っている印象。ただし中高~高音域はHz数が高い=コーンがなじんでいないので駆動機構(ドライバ)で上手くコーンが振動できていない可能性がある。ここは2週間後の感想をお楽しみに。

ゴム製パッシブラジエーターの効能

背面のパッシブラジエーター、樹脂製かと思いきや、ゴム版でしなやかに振動している。これが功を奏しているようで、筐体サイズから想像できないリッチな中低音だ。極低音は厳しいが、ベースラインは何とか聞き取れるレベル。

ジャズを視聴すればスピーカーの性能が出る

ま、お好みの音楽何でもいいので、ノートPC内蔵スピーカーやモニター内蔵スピーカーで視聴している人は、悪いことは言わない。FUNLOGY Speakerを試してみて欲しい。1,590円という価格に対して十分な満足を得られる!間違いない。😍 

LRのバランス調整をPC側で

こういう「片方のスピーカーにアンプ、他のスピーカーにケーブル接続済み」スピーカーは、どうしても左右の出力にばらつきがある。なのでPC側でLRのバランスを取ってあげよう。サウンド設定>デバイスのプロパティなどを探してみて。

スピーカーを左右に設置したあとに、音像が真正面に来るように、LRのバランス調整は必要。またスピーカーがなじんでくると出力が変わることもあるので、気になったら小まめに調整してあげるといい。

大和 司

(普通のアンプ+スピーカーなら、アンプ側でLRバランスを取るのですが、それができないので)

他の製品と比較した内容と、決定打

まず私はいきなりFUNLOGY Speakerに決めたわけではない。直前まで「Creative Pebble」を買うつもりだったのだが、いくつか気になった点があったのでその検討内容もここにメモしておく。

Creative Pebble

  • 丸いので無駄に設置スペースが必要
  • 転がっていきそうで怖いw
  • 正面が鏡面仕上げで「まぶしそう」(重要)
    • そういうレビューあり
  • なぜグリーンのLEDライト?チープ感
  • 1~2年以内に片方が壊れるというユーザーレビュー多発

個人的には「球体、正面が鏡面仕上げ」で、手が止まった。

Amazonベーシック PC スピーカー

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  • 30年前からあるレガシー感
  • 無駄に大きい筐体
  • イヤホンジャックが強みか?

個人的にはちょっとデカすぎる。あとイヤホンジャックは人によっては魅力的だろうが、私は基本的にスピーカー視聴がメインなので。

大和 司

私の場合、そもそもFIFINE AM8 USBにヘッドホンをつなぎっぱなし&AM8をONにすればPCオーディオ出力がそちらに切り替わるので、イヤホンジャックそのものはなくてもいいかな?と思ったわけです。

またオーディオインターフェースがFIFINE AM8に切り替わる=スピーカ用のLRバランスとはまた別で、FIFINE AM8のLRバランスがデフォルトなセンターバランスでヘッドホンを使えるので、その意味でも都合がいいわけです😊

(要するにLRバランスはオーディオインターフェースごとに設定できるので、PC本体+スピーカーのLR設定と、AM8というオーディオインターフェースのLR設定とが独立しているため、今の運用がベストマッチなのです。)

YouTube比較動画が決定打

こちらのユーザーレビューを見ていてCreative Pebbleをやめたのです。

Creative Pebbleを選ばなかった理由

低音が気筒共鳴のような、特定の周波数で異様に音がでかくなる瞬間があり、特定の周波数で異様に音が小さくなる瞬間がある。このムラが嫌なのだ。

特に極低音側が出過ぎている気がする。Pebbleもパッシブラジエーター型なはずだが、実は私はこの気筒共鳴による低音の出方がとても嫌いなのだ。低音と低音以外のバランスが悪い&バランスを取りづらい。

大和 司

(だから過去に音楽を趣味にしていた頃にはアクティブ・サブウーハーを使っていた。パッシブなバスレフ構造に頼らないので極低な周波数でも安定した低音の音圧キープ&細かいバランス調整ができる点が重要だった。)

上の2つの動画を見ても、Pebbleは一見すると低音が強調されているように聞こえるが、どうやら気筒共鳴成分が多いためか、周波数帯によって低音の音圧レベルがかなりばらついている。悪い意味で、極低音が前に出すぎていると感じる。結果、中音に対する極低音の音圧が高い?と言う感じ。

大和 司

例えて言えば、公道で自動車が爆音を鳴らしているやんちゃな人がいるが、そのときの低音の音漏れを想像して欲しい。やたらと低い音はドドンと漏れるが、周波数が変わるとあまり響いてこない、的な。

また気筒共鳴成分は、エイジングでほとんど変化しない。気筒共鳴は物理的な構造で決まるので、振動そのものとは無関係なため。なので新品開封時で鳴っている気筒共鳴の成分は、エイジング後であっても基本的には「消えない」のだ。(若干のレベルは変化する程度)

大和 司

まぁパッシブラジエーターでも気筒共鳴を使っていることは違いないんだけれども、要はその共鳴のさせ方の特徴が両者で異なるってことね。

それに対してFUNLOGY Speakerの低音の出方はマイルド。何よりもベースラインの、低音~低中音の輪郭が割とハッキリしている。この小ささの筐体サイズからはちょっと考えられないレベルで低音の音像がハッキリしている音圧は小さめだけどねw ボリュームを上げてお楽しみ下さい)。対してPebbleのベースラインは輪郭がぼんやりしている印象。これはパッシブラジエーターの実装の違いだと直感した。

大和 司

そして実際にFUNLOGY Speakerを買って聞いているが、私の好みにはFUNLOGY Speakerの低音が合っていた。ゴム製のラジエーターが効いていると思う、確証はないw

Amazonの低音はほぼ皆無。なので低音の鳴りと中音とのバランスを考慮した結果、FUNLOGY Speakerになったのでした😍 

あとはPebbleの正面が鏡面仕上げだったこともNG理由の大きな理由。チラツキは集中作業の敵💢

大和 司

個人的には元アマチュア・ベーシストとして、どっちのスピーカーでベースラインを耳コピしたいか?と聞かれたら圧倒的にFUNLOGY Speaker一択だと思ったから。それだけベースラインの音域の音の輪郭がハッキリと聞こえたから。各自の好みの問題だが、私は割とベースラインの聞き取りを重視する。

音が豊かになる=心が豊かになる

これは私自身も驚いた。確かに過去には音楽を趣味にしてた時期があり、オーディオ関連には結構お金を使って環境を整えていた。だが時が移り変わり、それらを手放してだいぶ立つ。気が付けば安い内蔵スピーカーで済ます時期が続いた。主に設置場所の確保困難性。

だが今回、たった1,590円の卓上スピーカーで、驚愕した。😱 私が普段聞いていた音楽は、こんなにも表現がリッチだったのか!と。スピーカーが変われば「聞こえる音」が変わる。音そのものは5年間と同じなのに、聞こえてくる情報量が圧倒的に違う。

大和 司

これが1つ2万円以上のスピーカーなら、もう圧倒的だろう。その経験が過去の自分はにあったのにも関わらず、人は「忘れて、慣れていく」生き物だと再認識した。

音がリッチだと、心が豊かになる。不思議だ。

ランニングコスト:電気代、1ヶ月で50~100円

ChatGPTやGeminiにFUNLOGY Speakerの消費電力を予測させてみた。普通の小~中音量で毎日10時間使っても、せいぜい50~100円程度の電気代で済む。なのでほとんど気にしなくてい。PC利用中は電源ONで十分。小まめなON/OFF不要。(毎回音量のつまみを元の位置に戻すの、面倒だからね😅 )

またホワイトノイズもほとんどないレベル。よほど耳をスピーカーに近づけないと聞き取れないレベル。日常使いには全く問題なし。

なので電気代は気にせずOKで、本体価格も1,590円、音源は今まで変わらず、でも音が豊かになっている。心も豊かになっていく。

もう買わない理由はないでしょ?😍 

電源はUSBなのでモバイルバッテリーでも駆動可能。また3.5mmステレオミニプラグなので、TVやラジオ、古くなったスマホ端末などでも使用可能。

一家に1台あっても困らず、友人や知人にプレゼントしても喜ばれる一品。

イヤホンを控えて、スピーカー視聴へ

大和 司

もしnoteのフォロワーさんで、スピーカーのコーンの直径が4cmもない、極小コーンの内蔵スピーカーを使っている人や、消去法で仕方なくイヤホンでPCで動画を視聴したりゲームをしている人へ。

イヤホンは控えたほうがいい。できるだけヘッドホンも控えよう。長時間の使用はどちらも厳禁。数十年後、難聴のリスクが高まります。最近だと若者の難聴が増えているとか。だって鼓膜まで数cmなところからダイレクト音圧だからね。突発性ではない難聴はほぼ回復しないからね。タダでさえ年を取れば聞こえづらくなるのに、若いうちからダメージを蓄積させたら将来が怖い。

FUNLOGY Speakerに切り替えて、良質な音楽をイヤホン以外で体験してください。耳を守るためだけではなくて、良質な音楽体験のスタートです。

もし音楽のリッチさに目覚めたら、次のステップアップとして、2万円クラス以上の、ちゃんとしたスピーカーやオーディオアンプへステップアップすることもできます。そうなってもFUNLOGY Speakerの使い所はたくさんありますし、友人知人や家族にプレゼントしても喜ばれることでしょう。スピーカーはエイジング済みのほうが新品よりも価値がある(コーンが経年劣化していない前提の場合のみ)。すぐにいい音が出せるからね。

大和 司

たったの1,590円だぜ?迷う金額じゃない。
FUNLOGY Speaker、マジでオススメです😍

FUNLOGYは謎の中華企業ではなくて、日本の企業です。日本の企業を応援しよう!

今回の創作活動は約2時間30分(累積 約4,406時間)
(1,077回目のブログ更新)

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