画力がないなら立体を作ればいい

3DCGでワンシーンメイキング(オリジナル小説の挿絵作り)

Zbrushのファイルサイズ(ZPR)を小さくする方法

(約 1,900文字の記事です。)

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ZbrushでCTRL+Sを押すとZPR形式でファイルが保存される。これには作業履歴も含まれるのでファイルサイズが膨大になる。特にハイポリ時、ディバイドを3以上かけているときなどのファイル容量は1GB近くなる。間違ってSSDの小容量ドライブに保存した日にはあっという間にパンパンになってしまう。今回はZPRを小さくする方法を紹介します。 

ZPRファイルサイズを劇的に小さくする方法 

一言で言うと、作業履歴を含めないでZPRを保存するのです。

ZPRに履歴を含めないで保存する方法は画像の通り。

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File > UndoHistory をOFFにする。こうしてファイルを保存するだけでファイルが劇的に軽くなる。このOFF設定は、Zbrushの起動後に一度ONにすると再起動するまでは保持される。(なお、この設定自体はZPRファイルに保持される)

なお、クイックセーブもデフォルトでは履歴保持がONになっている。恐ろしい。OFFにするには、こちらの記事を参照。

ZPR vs ZTL

Zbrushの保存形式にはZTL形式もある。ちょっと調べれば分かると思うが、ZTLには履歴も含まれないし、他のツール(サブツールではないよ)も含まれない。他にもマテリアル情報、ライト情報などが含まれない。そのため軽い。

だが、筆者が試したところ、履歴なしの1つのツールしかないZPRとZTLファイルは1MBも違いがない。ほぼ同じファイルサイズ。

ただし、ZPRには作業環境が丸ごと含まれるので、確かにツールが複数あるとその分だけファイルが膨れるが、1つのツールにした場合には実質的にZTLと容量が変わらない。

ZTLのメリット

ZTLのメリットは、サブツールマスターを使ってマルチインサートやマルチアペンドすることで作業中のプロジェクトにインポートできること。なので、後にインポートする小物を仕上げた場合には完成物をZTLにしておくと便利、ということになる。

ただ、完成までに何日もかかる場合は、やはりZPRで作業を進めたいというのが本音だ。私の場合、ファイルから開いた後にUndoした経験がない。Undo情報はメモリ上にあってリアルタイムに利用できるだけでいい。だからファイル保存時にUndo履歴は必要ない。

私の場合、300回の履歴を保持させる設定にしてファイルを保存したら1つあたり800MBもあった。履歴をOFFにして保存したら60MBになった。一時的なツールがあったので削除したりZTLに出力して削除したところ、最終的に6MBに(笑)

ZPRはExplzhなどの圧縮ツールでかなり縮むよ

ZPRファイルをExplzhという圧縮ツールで7z形式に圧縮したところ、70MBあったファイル群が17MBまで縮んだ。7z形式はWindows標準のZip圧縮形式よりも縮むことで有名。そのかわり対応可能な解凍ソフトがないと解凍できないが、便利なのでインストールしておくといいだろう。

作業後に保管しておきたいファイルは圧縮保管すると見た目もスッキリするだろう。

7zへの圧縮は純正ソフトの7Zipでも可能だが、書庫のファイル名の指定の方法に難があるのでオススメしない。なぜなら親フォルダ名が書庫名になってしまうからだ。使いにくい。その点、Explzhはつまんで右D&Dしたファイルの名前がそのまま書庫名に指定されるから使いやすい。
検討した記事はこちら。

Zbrushユーザーは7z圧縮をExplzhで行うべし - だって画力がないんだもの!

具体的な運用例

  1. Zbrushで作品作り
  2. クイックセーブで直近の作業をバックアップ(履歴なし、20~100分程度保護)
  3. キリがいいところで名前に分かりやすい日本語の説明を付けて保存(気にするならフルでアルファベットにするといいだろう)履歴はなしで保存。
  4. 作品完成、履歴なしでZPR保存。
  5. ZPR内を整理。操作を間違えたらRevertで戻る。
  6. 整理が終わったらZTLでも念のため出力。
  7. ZPRを履歴なしで保存(マスターデータ)
  8. 必要な履歴ファイルとマスターデータを7zで圧縮(マスターデータのバックアップも兼ねる)
  9. 過去の中間ファイルZPRを削除(Windowsのゴミ箱に入れる設定で、念のため。)

履歴を保存しないと、ファイル容量が小さくなるだけでなく保存も一瞬で終わる。ぜひ検討してみてはいかが?

 

今回の創作活動は約15分(累積 約623時間)