3DCGで何をどう作るか考え中

ZbrushとBlenderの使い方、ヒント、コツなど。たまにZbrushプラグイン開発も。

Zbrushプラグインの日本語UI化とGoBアシストツールV3

(約 3,600文字の記事です。)

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長らく開発してきたZbrush用プラグインですが、次回から「日本語UI」によるローカライズにも取り組むことにしました!

今日は簡単な報告と今後の予定の日記です。

対象読者はZbrushユーザー、Blenderも使うZbrushユーザーです。

更新履歴

2021/07/15 バージョンナンバーの関係でV2をV3に修正。(画像はV2の当時のまま)

プラグイン開発当時は英語縛り

Zbrush用プラグイン開始当時は、どうやら2バイト文字が使えないらしいということで英語UIでしか開発してこなかった。理由はいくつかあるが、マウスホバー+Ctrlキー押下時に「英語UIでは表示される詳細情報」が日本語UIでは表示されない、というか日本語ローカライズされていないので表示されないらしい、ということに気付いてから、問答無用で英語UIで使っていた。

英語UIで慣れれば、そういう「日本語UI特有の問題」を回避できるならば、もうそれを選ぶしかなかったわけだ。そしてモデリング特化のソフトとしてはそんなに覚えるべき単語数も多くない上に、英単語のイメージを暗記してしまえばどの3DCGソフトでも英語UIで扱えるようになるため、最初は大変だが慣れれば応用が効く、と言い聞かせて英単語を覚えたものだ(笑)

DCCツールは日本語で

例外としてはDCCツールだ。Mayaなどの有料ツールはまともな日本語になっていることは当然として、無料でもBlenderの日本語ローカライズは歴史と有志の協力があるためにかなり翻訳が上手い。そもそもDCCツールは3DCGに関するほぼ全ての英単語が出てくるので、さすがにモデリング限定のときのZbrushとは勝手が違うと感じたので、Blenderでは日本語UIを使っています(笑)

ただ、サブスタンス3Dペインターは、うん、ローカライズが絶望的すぎてしばらく英語UIで使う予定。

ログ(Log)が「丸太」って、それはひょっとしてギャグで言っているのか?

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ユーザーの多くは日本語UI

だがしかし!現実問題、当プラグインをご利用の皆様のほとんどは日本語UIでZbrushを使っているようで。肌感覚で言うとZbrushユーザーの98%は日本語UIだと感じる。2%が英語UIのままでの利用で、その勢は初期の頃からのZbrush使いで日本語UIを待っていられなかった勢、あるいは英語UIで使ったほうが色々と都合が良かった勢など、色んな理由はあるが、でも今のZbrushユーザーの2%程度だと予想する。

要するに、日本語UIでZbrushを使っている日本人がほとんどだ、ということが言いたいわけ。数字は例え話。

プラグインの日本語表記ができた

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今回、ひょんなことから全く別件で別の調べ物をしていて偶然辿り着いた結果。どうやらZbrushプラグインでも日本語UIが使えそうだぞ?と。だがここからは結構大変だった。なにせZbrushプラグインを作っている人が極少数な上に、日本語や他言語のローカライズまでやろうという人など、ほぼいないだろう(笑)

だって、プラグインの機能が正常に動くならば、日本語だろうが英語だろうが、使いたければマニュアルを読んで理解して使うしかないのだから。そして日本語マニュアルは私が開発する場合にはブログに記事を書いたり動画で日本語テロップ付きで解説していたりするわけだから、使えないってことはないはずで。

なので、ローカライズは、基本的には「開発者にとっての負担が増えるだけでしかない」という諸刃の剣なのだ。

だから海外製ソフトがなかなか日本語対応しない理由はそこだ。例外としては熱心な日本人がサポートに参加している場合だろう。そうでもない限りローカライズはもっとも優先度の低いToDo項目に振り分けられる。だって面倒臭いじゃない?

(例、アラビア語やタイ語などであなたの作品・ポートフォリオの解説をして下さい。今あなたが思ったことがズバリそれです。

とはいえ、当プラグインの多くのユーザーが日本語UIで利用しているならば、日本語で色々表現できたほうが親切だろう、と思い直して、色々と情報収集や試行錯誤をやったわけ。

これがめちゃくちゃ大変で、ようやく自分で情報を取捨選択し、理解し、自分でベータテストを実施して、納得できる形にするのに3~4日はかかった気がする。何せ情報が少ない上に、不親切で、結局は自分でトライ&エラーで理解するしかなかったから。先人などいないし、追える足跡などない。道は自分で切り開くしかない。

というわけで、ようやく実際に組み込めるレベルでの理解とツールの整備が終わった。

GoBアシストツールV3から日本語で

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サンプルに表示したように、次のプラグインはGoBアシストツールV3だ。最新のGoBアドオンに対応してZbrushとBlenderとのメッシュ転送を安定して行うための補助ツール。GoBアシストツールV3から開発時点からバイリンガルで開発していく。あとからバイリンガル化するのは色々と手間が増えるので、初期のコーディングからUIとバイリンガルとを意識して作っていけば、さほど手間がかからないことも分かってきた。

メッセージやメニューも日本語に

ダイアログメッセージなども日本語化できる。

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他にも例えばボタンの上にマウスカーソルを重ねてしばらく待つと、ポップアップメニューが表示される。これも日本語化できる。

全て手付けの日本語文字

注意してもらいたいのは、決してGoogle翻訳などによる自動での翻訳文が表されているわけではない点。すべての日本語文字は、私が文字をタイピングして指定している点。なので、ぶっちゃけ「文字表示に関する作業の手間が単純計算で2倍になる」わけです(笑)

その手間を掛けてでも、ポップアップメニューに日本語で簡単な解説が表示されることは、ユーザー体験にとって非常に重要なことだと判断したから

また、ポップアップメニューで読めば分かる内容についてはブログでの解説の量も減らせるのでは?とも思っている。

そもそも、読めば分かる簡単な物ならばポップアップメニューを読んで理解すればいいのだ。だがそれが今までは「英語で丁寧に書かれていた」わけで、そもそも英語を読みたくない勢からすれば、いくら丁寧なポップアップでも無意味だ。読んでもらえない部分の表現を推敲しても無意味だったわけで。

だったらそのポップアップ文を日本語にしてしまえば、読んでもらえるわけで。ならば今まで「英文で読むことすらしなかったボタンの、隠れた便利機能」も日本語ポップアップならば読むだろうし、気付いて便利に使ってもらえるかも知れない。

【結論】今後の開発は日本語UI対応

今後のZbrushプラグイン開発は基本的に日本語UI対応を目指します。目指すだけで、常にそうするかはちょっと分からない(笑)とりあえずGoBアシストツールV3で試行錯誤してみる予定。今のところだと、日本人にとってかなりなじみやすい気がしている(当たり前w)。

今後の開発にご期待下さい。

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今回の創作活動は約1時間30分(累積 約2,467時間)
(738回目のブログ更新)

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