(約 2,500文字の記事です。)
「Zbrushのツールを綺麗に片付けるプラグイン」の改良 Ver.1.1系を公開しました。GoB対応しました。
使い方動画はこちら。
Zbrushのツールを綺麗に片付けるプラグイン(字幕ボタンをONにして下さい)
GoBアシストツール開発も一段落したはずが、今度はツールの整理整頓が気になったので過去のプラグイン「Zbrushのツールを綺麗に片付けるプラグイン」をGoB対応させてみたら、結構大変だったという話。
GoBアドオンはツールナンバーを書き換える場合がある
通常はZbrushではユーザーツールはNo.48からスタートなのだが、GoBアドオンを使って直接新規ツールに転送すると、何と元々PolyMesh3DのあったNo.41にスザンヌが転送されるのである。これは通常ではあり得ないトンデモ仕様だ。GoBが悪いのかGoZ機能のバグなのかはもはや不明だが、とにかく困るのである。
スザンヌを消すとユーザーデータがNo.47からスタート
スザンヌを消す前のデモソルジャーはNo.48。これが普通。
だがスザンヌをDel Allで消すとツールNo.がずれ込む。これもまた奇怪な挙動。
これが困るのだ。本来ならばNo.48からスタートなのに、1つズレる。これで初期のツールクリーナープラグインである「Zbrushのツールを綺麗に片付けるプラグイン」に先頭のツールが表示されなくなるのだ。このプラグインは、ツールをリセットした後にNo.48から順に読み込む仕様だったのだが、GoBを使うとNo.47が読み込まれないので何とも不完全な動作になる。不便。
もちろんZbrushを再起動させると正しくNo.48に戻るので、別名保存の後にZbrush再起動か、ファイルの読み直し(File > Revert)で元に戻る。だが、その後にBlenderから初めてのオブジェクトを読み込むと同じ症状になる。これは困る。
2の2乗は4倍、2の3乗は8倍
これによって、以前はNo.48から機械的にループを回して並べ替えるだけだったものが、一気に難易度がUP。
- 先頭のツールNo.が47なのか48なのか
- No.41はPolyMesh3DなのかユーザーデータなのかSpiral3Dなのか
- バッチ削除ツールはNo.47から?48から?41は削除対象か否か?
- No.48以降にPolyMesh3Dがあるか?(あるならば非表示にする)
とにかく条件が1つ増えるごとに2のN乗でバグの有無をテストするケースが増えるのだ。これにメチャクチャ時間がかかった。価格に全く見合わないエネルギー量が投じられた(笑)
ユーザーツールのNo.41の対処方法(ユーザーツールかどうかの判定・削除のすべきかどうかの判定)と、No.48以後に飛び出したPolyMesh3Dの処理(判定・非表示化)。これだけのためにこんなにも大変なことに。
何とか実装できたのでリリース
色々長々と書いたけれど、使う側からすれば「普通に使える」ようにするのが大変だったってこと(笑)地味に十数パターンのテストでバグ取りが大変だったのです。
基本的な使い方はこちら。といってもそんなに複雑ではない。
Zbrushのツールを綺麗に片付けるプラグインを作りました - 3DCGで何をどう作るか考え中
GoBアシストツールによってBlenderとの連携も増える分、無駄なツールや一時的なツールなどがどんどんゴミツールとしてZPRを肥大化させるリスクがある。そこで当プラグインを使ってこまめにスッキリさせることで作業効率も上がるし、過去のバックアップツールに作業を加えて後半戦で愕然とする、という初歩的なミスも防げるだろう。価格も手ごろなので是非ご検討ください。はっきり言って価格に全く見合わない高性能さ・堅牢さです。是非ともサポートをお願いします(笑)
Zbrushのツール操作プラグイン「YT Tool Helper」(サブツールではない) - YAMATO Tools - BOOTH
今回の創作活動は約30分(累積 約1,765時間)
(599回目のブログ更新)
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