3DCGで何をどう作るか考え中

ZbrushとBlenderの使い方、ヒント、コツなど。たまにZbrushプラグイン開発も。

YT Symmetrizer「ボタン1つで、いつでも左右対称編集」(Zbrush用プラグイン )

(約 3,800文字の記事です。) f:id:yamato-tsukasa:20210610010613j:plain

1ドラッグ+1クリックでいつでも左右対称な編集ができるZbrush用プラグイン「YT Symmetrizer」(YTシンメトライザー)を開発しました。

左右対称(シンメトリ、symmetry)な編集を、さらに効率的に行うために開発しました。以前に開発したBack To the Centerプラグインの次世代プラグインです。

対称読者はすべてのZbrushユーザーです。

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使い方はとってもシンプル

とにかくシンプルな使い心地を追求しました。例えばメッシュを斜めに配置した状態で、

  1. 左右対称な2頂点を見つける
  2. トランスポーズラインを引く
  3. Symmetrizeボタンを押す

これだけでシンメトリな位置に移動します。その後、Returnボタンを押すだけで元の位置に戻っていきます。後は1分24秒の紹介動画を見た方が早いです(笑)

https://youtu.be/YVWsDZ3O3Bk

youtu.be

工夫したポイント

語ると長くなるので端的に書くと、

造形中の思考を妨げない簡単操作

造形中に思考を途切れさせることなく、自然な操作感でポージング状態とシンメトリ状態とに切り替えることができるように色々な配慮をしてあります。

オフセット機能

原点からずらした「オフセット機能」の実装により、原点付近に既存のメッシュがある場合に「よけてシンメトリ配置」できるようになりました。地味に便利です。

リセット状態のギズモを呼び出す

ギズモ加工を目的としてシンメトリ配置するユーザーにとってこの機能は便利でしょう。オフセットさせてもギズモの呼び出し位置が正しくメッシュに追従して移動します。

マウスホバーによる選択

複数のサブツールに同一の回転情報を与えてシンメトリ移動させる場合、当然ながらボタンのクリック回数が増えます。またサブツールの選択にもクリック操作が増え、とにかく「クリック、クリック、クリック、……」となり、とても煩わしい(笑)そこで「マウスホバー+ホットキー」で選択&移動を一括して行うようにしました。往復用に合計で2つのホットキーを消費しますが、これで複数サブツールの往復が劇的に楽になるわけですから、その価値は十分にあるかと。

バージョン別のラインナップ

旧バージョンとなったBTCプラグイン(Back To the Center)では価格と機能のバランスが難しく、高機能で高価格でしたが、今回から[段階的な機能と価格設定」に変更しました。最小で100円からYT Symmetrizerのコア機能であるシンメトリ配置機能を利用できます。

また下位バージョンには上位バージョンの機能の無料体験機能を追加していますので、上位機能を何度でも体験できます。(ただしZbrush再起動という制限が付きますが。)

機能と価格に納得した場合にアップグレードして下さい。

実はこの無料体験機能の実装が結構大変でした。というのも、普通に実装するとプロ版になってしまうのです(笑)機能を制限するということは条件分岐が増えるため、その分実装の手間が増えます。あべこべ。

初の「フル機能の動画解説」

今回はプラグインの全ての機能を動画で解説しました。結果、20分の動画になりました(笑)

https://youtu.be/iQze1mrALRE

youtu.be

これをもし、今まで通りのテキスト+スクショ画像で説明していたら、1万文字越えは間違いないでしょう。読むのも大変でしょう。ですがこの動画を一回見ればこのプラグインの全ての機能を理解できますし、どんなときにどんなボタンをどう使うべきかも解説しているので、1回みればもう十分に使いこなせるはずです。

そもそもそんなに複雑な使い方はないのですが、ボタンの数だけ「こんなときに使うとこんなに便利!」というシチュエーションがあるため、1回は通しで視聴してから使えば便利です。YouTubeの再生速度を1.5倍速などに上げれば高速に視聴することも可能。

テロップ入れが地獄だったw

Vrewというソフトを用いて半自動で文字起こし&タイミング調整はできたものの、やはり、誤変換や区切りの調整をした結果、テロップ調整に1.5日かかりました。そしてテロップ総数は280か所を超えていました。そりゃいくら編集しても全然エンディングに近づかないわけです。。。

地味に音の整形が大変でした

木を隠すなら森の中。大自然の環境音をお楽しみ下さい(笑)

BTCプラグインのVer.2という位置付け

Back To the CenterプラグインのVer.2という位置づけです。左右対称編集に特化したBTCプラグインとも言えます。ですが機能的・使い勝手共に大きく向上したと思っています。ですのでBTCプラグインは開発終了予定です。

BTCプラグインと同じ機能が必要というリクエストがあればYT Symmetrizerをアップデートして対応する予定です。

【最後に】テンポよく造形できる

BTCプラグインよりも格段に早く、テンポよくシンメトリ編集ができるようになりました。ですので既存のBTCユーザー様でもこのプラグインの価値は十分感じられると思います。またBTCプラグインをご利用でないユーザー様にとっても、低価格で導入・体験できますので、是非とも一度ご利用下さい。

ボタン1つで、いつでも対称編集「YT Symmetrizer」(Zbrush用プラグイン) - YAMATO Tools - BOOTH

余談

ここからは単なる余談です。どうでもいい情報です。

自動改行の位置がYTとSymmetrizerの間にくることが多い

例えばこういうこと。

ボタン1つで、いつでも左右対称編集「YT
Symmetrizer」(Zbrush用プラグイン )

どちらかというと、一行で「YT Symmetrizer」と表示されて欲しいのだが、BOOTHでも表示上の横幅の関係で、自動改行の都合上、上記のような表示になりやすい(笑)なので語順を変えて、最初は宣伝文句である「ボタン1つで、いつでも左右対称編集」を、後ろに回し、まずはプラグイン名のYT Symmetrizerを先頭に持ってくるという調整を本日行った(笑)(2021/06/10)

「対称編集」か「左右対称編集」か

自分のネタ帳にはなぜか「対称編集」とのメモが。なのでTwitter投稿時も「ボタン1つで、いつでも対称編集」となっていた。

https://twitter.com/yamato_tsukasa/status/1401825410380271622

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だが動画では「左右対称編集」になっていた。

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SEO対策などを考えれば、左右対称編集の方が都合がいい。だがネタ帳が「対称編集」となっていて、集中力も限界に近づいた頃だったので、それを信じてコピペしてのTwitter投稿だったから、あちゃー。

だが、自分の無意識の能力が味方したのか、動画の素材にはしっかりと「左右対称編集」とタイプしていた。助かったぁ~。そしてTwitterでも補足の解説でしっかりと「左右対称編集」という文言を入れていたのでよしとする。

なので正式な宣伝文句を「左右対称編集」と書き換えました。このブログも、BOOTHのタイトルも変更済み。

英訳的にはどっちでもSymmetry, Symmetric, Symmetricalで何の問題もない。和名の問題。EO対策で若干差が出るかも知れない。。。





今回の創作活動は約45分(累積 約2,418時間)
(727回目のブログ更新)

ボタン1つで、いつでも対称編集「YT Symmetrizer」(Zbrush用プラグイン) - YAMATO Tools - BOOTH