(約 4,800文字の記事です。)
昨日からNotionを使い始めた。Notionはスモールウェブシステムなので、何でもできるし自由度も高いが、では何から使おうか?と思った時に、まずはNotion自身の情報収集と整理に使ってみようと思ったわけ。結果、想像以上にものすごいツールだったことが分かりました。
- データベース作りは「問診票の質問項目作り」
- Save to NotionというWebクリッパーが便利
- ブラウザのブックマークよりも格段に便利
- データーベースは情報のしぼり込みに強い
- かつてはTickTickでブックマーク管理しようとしたが失敗
- Notionは「データベース」と「可視化された情報の集約」が2大機能だ
- 【結論】Notionで情報収集&ブックマーク管理はとても快適で効率的
データベース作りは「問診票の質問項目作り」
初めて行く病院では最初に問診票に記入させられる。それと同じで、まずはNotionにデータベース用のページを作成する際に、質問項目を作る。
今回は簡単にこんな項目にしてみた。
というのは嘘で、何度か試行錯誤した結果、こんな項目に辿り着いた、というのが正解。
あとは実際にNotionについて情報収集してみるだけだ。
Save to NotionというWebクリッパーが便利
純正のWebクリッパーは存在するが、クリップする際に上記の色んな項目を入力できないみたい。なのでサードパーティー製のクリッパーを使うことにした。
Save to Notionは純正Webクリッパーの上位互換である | Output 0.1
あとは上記サイトに従ってSave to Notionに色々設定をした。そして情報収集を続ける。いいなと思ったらこのアドオンですぐにNotionに保存。
このアドオンでは保存する前に、データベースの全てのいくつかの項目を打ち込んでから保存できるので、Notionに保存した時点でこのようにどんどんとデータベースが出来上がっていく。
ウェブサイト名やURLは自動で入力される。なのでウェブサイトを一読した後に、一番気になったキーワードを自分のコメントとして打ち込み、有効性やタグ付けをして保存するだけ。
2, 3秒後に保存が完了する。
NotionのWebクリップ機能はレイアウトに制限があるっぽい
Notionのブロックという区分けで保存することになるらしいので、レイアウトが崩れることが多いそうだ。
参考
Notionのブロックに当てはめて変換されるので、完全なブックマークにならないページもあります
なので記事の本文のクリップについてはもうしばらくEvernoteのWebクリッパーを使おうと思う。また、よほど重要な記事でもない限り、Notionではコンテンツなしの保存、つまりブックマークの代わりにNotionに保存する予定。その方がDB自体が軽くていいと思うから。重要なコンテンツそのものはEvernoteストレージに保存しようと思っている。使い分け。
ブラウザのブックマークよりも格段に便利
ブックマークとして使うにしても、いきなりかなり便利になった!ブックマークならば「1つのURLに1つのタイトル」というごく限られた文字列情報しか付与できない。だがNotionならば、自分の要約コメント、利便性、タグ付け、ソースの種類、保存日時など、色んな情報を付加できる。しかも一部は自動で。
あっという間に「後から参照しやすいデータベース」が完成した。情報収集自体は1時間少々だ。(Notionそのものの使い方の学習やWebクリッパー導入の実作業などを除く)
ちなみに、昨日ざっとGoogle検索上位のサイトから斜め読みして「後から読み直そう」と思ったブックマークは31個もあった。それを全部ざっと読んで、要約コメントを残し、要らないブックマークは無視した結果、上記のように14個の有益なサイトが自分の情報源として蓄積されたわけだ。
「これは何?」の欄を縦読みすれば、14個全ての記事の内容が分かる。数秒もあれば済む。これはブラウザ純正のブックマークではもう無理(笑)
データーベースは情報のしぼり込みに強い
ここからがデータベースの本領発揮だ。例えば一週間後に読み直してみたい記事は、こういうことになる。
5つのサイトのURLをワンクリックすればいいだけだ。
他にも、情報の有効性が高いYouTube動画を見直したいな、と思ったら、こんな具合になる。
とにかくデータベースなので、しぼり込みが得意なのだ。今日1時間かけて精査した情報は、今後の利用でも大いに役立つ。
料理で言うところの「仕込み」が終わった状態なので、いつでも調理を開始できる&食べられる!
情報収集した直後からすぐに分析まで終わる。快適に情報を収集・管理・分析できる。これは今まで体験したことのない衝撃だった。やはりデータベースを実装した点が大きい。
かつてはTickTickでブックマーク管理しようとしたが失敗
TickTickでWebサイトの情報を効率よく管理する - 3DCGで何をどう作るか考え中
ある時期はTickTickのWebクリッパー機能で、情報収集したURLを管理しようとしたが、うまくいかなかった。結局、過去に保存したブックマークの情報の精査と管理が上手くできなかったのだ。TickTickはデータベースではないため、単なるスタック型の情報収集なので、すぐに埋もれるのだ。単語1つだけならば検索できるが、「有効性が星三つ」かつ「YouTube」となると、もうお手上げだ。有効性が星三つのブックマークと、YouTubeのブックマークが出てくる。そこから探し出さなければならない。ヒントは単なるURLという文字列だけだ。無理ゲーに近い。だからすぐに頓挫した。
だがNotionは違った。フィルターを設定すれば自由に絞り込める。しかもフィルター自体は「ビュー」ごとに保持されるから、いつもの分析の切り口はビューに保存しておけばワンクリックでしぼり込みが終わる。情報量が増えても分析の手間が変わらない。これが本質的な仕組みだと感じた。
Notionは「データベース」と「可視化された情報の集約」が2大機能だ
とにかくNotionはデータベース利用が本質だ。付随する利便性向上の技として、ページのUIと各ページへのリンクという可視性の効率化がある。企業サイトのトップページみたいなページを作れば、トップページから色んな情報にワンクリックでリンク先のページに飛ぶ。そのページにはデータベースを用いた色んなコンテンツがある。
前にも言ったように、Notionはスモールウェブシステムだから。そこにデータベースがつながったわけだから。
今回はまずはデータベースとしての情報参照性を試したわけだが、大満足である。今回の情報収集では絵面に意味はないが、例えばイラストレーターや画家の情報収集では絵に意味があるだろう。そういう場合にもこんな具合に簡単にタイル表示に切り替えられる。(大人の事情でぼかしが入っています。)
やはりデータベース様々である。
【結論】Notionで情報収集&ブックマーク管理はとても快適で効率的
とりあえず決まった。今後のウェブでの情報収集と蓄積と分析はNotionになった(笑)TickTickは本来のタスク管理ツールに戻ってもらう。
タスク管理アプリはTickTickが一番おすすめ!ToDoリスト+繰り返し+カレンダー表示の組み合わせが便利! - 3DCGで何をどう作るか考え中
Evernoteではコンテンツを保存するためのWebクリッパーとして使う。ブックマーク管理については、Notionでは文字列主体で、あくまでも情報管理データベースとして運用することにした。
これでもうChromeのブックマークが溢れることもないし、キーワードで探すことも簡単になった。
今までで一番効率的に、快適に情報収集できた。正確に言えば、情報を取得した後、もっと言えば情報を精査して「価値ある情報か否か」のラベル付けができた瞬間に、そのコメントメモや重要度を分けて即座にデータベースに登録できたことの価値が大きい。
頭を「情報の整理&保存」に使わなくていいのだ。どんどんと情報の取捨選択に頭を使えるので、サクサクと情報処理が進む。それができるのも、Save to NotionのWebクリッパーアドオンとNotionのおかげだ。(純正Webクリッパーだけではここまで高速になれなかった。)
Notion、これは凄いツールだ。少しずつ使っていき、最後にはページのUI作成と、ワークフローの管理に辿り着きたい。
もうNotionの可能性しか感じない(笑)
世界が大きく広がった。
私が以前から欲していたものに、ようやく辿り着いた気がする。
次回の記事はこちら。
Notionの使い方の前にNotionの世界観を理解する - 3DCGで何をどう作るか考え中
今回の創作活動は約3時間30分(累積 約2,274時間)
(696回目のブログ更新)
筆者はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。(AmazonアソシエイトとはAmazon.co.jpの商品を宣伝し所定の条件を満たすことで紹介料をAmazon様から頂けるという大変ありがたい仕組みのこと。)
以下のリンクを経由してAmazonで何かを買うと購入額の1~3%ほどのお小遣いが私に寄付されます(笑)

- 作者:株式会社ノースサンド 近藤 容司郎
- 発売日: 2020/05/17
- メディア: Kindle版