(約 2,100文字の記事です。)
今日はコーディングした。アルファ版は完成した。
GoB特有のヘンテコ動作に対応させる
GoBアドオンの動作は奇怪で、それの解析に手間取った。だが色々と回避策を考えて実装してみた結果、何とか同名サブツールを回避して実質的に「同名サブツールのツール間移動」を実現させることができた。キーボードを触ることなくマウスの数回のクリックのみでいけるように動作している。
画像は1つのサブツールをそれぞれ1回ずつ合計3回移動させた後のスクショ。
Zbrush上からスタート。Blenderへ送る。
Blender上でちょっと加工。位置とか角度とかメッシュの変形とか。
Zbrushに戻してインポート直後のツールの位置から作業中のツール内にサブツールを移動をさせた結果。サブツール名が元のまま、メッシュだけが変わったことに注目。実質的に「サブツールの同名上書き=移動」を実現できている。
これでGoBアドオンで何往復してもサブツールが無限増殖することはない。1つのサブツールは上書きされて「常に1つ」になるわけだから。
期待できるワークフロー
なのでこのプラグインができると以下のようなワークフローになる。
- (ZbrushでBlenderにメッシュを転送する)
- (あるいはBlenderでゼロからメッシュを作成する)
- BlenderからZbrushにメッシュをエクスポートする(GoBアドオンのボタンを使う)
- Zbrushに仮にインポートされたサブツールを、作業中のメインのツールの同名サブツールに上書き一発!
これの繰り返しによって、Zbrushで作業し、Zbrushの苦手な作業はBlenderに送って加工した後に、Zbrushに戻してからメインのツールにZbrush内で移動させれば、同名サブツールが複数になることなく、あたかも同名サブツールが「移動」したのと同じ感覚で操作できる。サブツール名が変わらないのでBTCなどでも不都合がない。
Zbrush用プラグイン「Back To the Center」(斜め配置したパーツを最短ワンクリックで左右対称編集) - - BOOTH
そもそも、同じメッシュが別名でどんどん増えるとどれがマスターのサブツールなのかが分かりにくくなるが、それも回避できる。
hogeがhoge1, hoge2...でも困るし、hoge1_1, hoge1_2...でも困るわけで。hogeはhogeに上書きされてくれればいいのに、Zbrushの標準仕様では必ず後ろに数字が追加されるのです。。。
だがこのGoB支援プラグインの機能によって、ZbrushとBlenderとの真の連携が可能になる。サブツールを往復させても1つのサブツールは同名で1つのまま、中身だけが変わって返ってくる。いいね!
とりあえずは1つのサブツール転送限定で
まずはサブツールの数は1つに限定する。将来的に複数のサブツールの転送を実現させる予定。転送自体はすぐにできるのだが、複数サブツールの「削除」の仕方が問題になる。ユーザーに1つずつ消させるのはスマートではない。かといって自動で削除させるためにはデーターベース操作が必要になるので実装に一手間かかる。なのですぐには作れない。需要があれば、あるいは沢山寄付があれば、そのときに考えようと思う。自分が使う分には是非とも複数サブツールの自由な出し入れが欲しい、とは思っているが。
とりあえずは欲張らずに1つのサブツールの出し入れのアシスト機能に集中したい。
今日はこんな感じ。
今回の創作活動は約30分(累積 約1,634時間)
(576回目のブログ更新)
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