3DCGで何をどう作るか考え中

ZbrushとBlenderの使い方、ヒント、コツなど。たまにZbrushプラグイン開発も。

サブスタンスペインターが面白かった日記

(約 4,600文字の記事です。)

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サブスタンスペインター(Substance Painter)が面白いと感じた、それだけの日記。まだ直感で触っただけでチュートリアルも何もやっていないので、ド素人の100%な感想です。

面白いと感じた

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紙に落書きは誰でもしたことがあるはずだ。それはデジタルツールになっても同じで、Photoshop、CLIP STUDIO PAINTやGIMPなどでも落書きできる。

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だがサブスタンスペインターは立体の石膏像に落書きする感じなのだ。もちろんそんなことはしたことがない(笑)だがサブスタンスペインターではそれができる。塗ったところだけを金ピカにすることもできる。サブスタンスペインターでは質感も塗れるのだ。これは2次元ペイントツールでは味わえない感動があった。

ベースメッシュならばZbrushでもBlenderでも作れていたが

もちろんモデリングで形を作れる人ならば、好きなものを立体化できる。メッシュになる。だが、真っ白な石膏像だったり、茶色のクレイモデルを眺め続けることになる。

……、つまらないんだよね、よほど造形対象が「想いを込めた何か」でない限り。美女、美少女、あるいは大好きなキャラクターでもない限り。だれも好き好んでタンスや冷蔵庫を作る人はいない。やかんを作ってもつまらない(笑)とはいえ、マテリアルもBlender上でPBRマテリアルについて学べば、シェーダーの設定をいじることで多少のものは仕上がる。

……、でも、つまらないんだよねぇ~。よほど造形対象が「想いを込めた(略

立体モデルに「網目はないよ」

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モデリングしていると、メッシュ表示だったり、クレイ表示だったり切り替えて作業をすることが多い。メッシュ表示ではトポロジ制御のために必要だし、クレイ表示はハイポリでスカルプトする際の表面状態を見るために必要だ。だが無意識のうちに両者にはメッシュ、網目のイメージがどうしても脳内にある。

ところがサブスタンスペインターで色塗りをしようと思うと、まずはメッシュは見えない。(多分表示も可能だと思うが、今は知らないw)メッシュがないと、見えた形がそのままの形である。クレイ表示と同じ。

でもね、そこに色を塗っていくと、どんどん「クレイ表示じゃない何か」に見えてくるんだよ、不思議。最初に言ったように「石膏像に落書きをしている感じ」がするのだ。なんだこりゃ?という感覚と共に「とても面白い」と感じたのだ。

なかなか人生の中で立体物に落書きする機会はない。本当に、小学校、中学校の図工や体験学習で木材や手作り陶磁器に絵を描くときくらいだろう。

だが、本質的に面白い!と感じてしまったのだ。私のツボにはまったといっていい(笑)

モデリング+色つけ=一つの完成作品かも

ま、冷静に考えればそれが当たり前なのだが、業種などによっては「形まで」「組み立てられるようにするまで」「色塗りまで」「撮影まで」と、色んな分野、業種によっては注目する場所が違う。Zbrushユーザーは多かれ少なかれ「まずは形まで」作ることに全力を尽くす人がほとんどだろう。私もいつの間にかそういう思考に囚われていた気がする。

だが今回、サブスタンスペインターのデモ人形?にてきと~に色塗りしてみて思ったのは、面白かったということ。白い素体がどんどん「何かのキャラクターとしての存在感」を持ち始めた瞬間。紛れもなく自分でてきと~に塗っているだけなんだけれど、そこには白い立体像では感じなかった「存在感」を感じ始めたのだ。これが面白いと思った。

これがもし綺麗な瞳の乙女像だったり、変な形の変な動物・植物として仕上げられたらどれほど面白いのだろう?と思ったら、割とやる気が出てきた(笑)

私には「色」が必要だったのだ。

モデリングへのモチベーションの盛り上がり

そこまで感じてみて、初めて、新たな形を作りたいと思ったのだ。色塗りまでして、納得満足して、更に新たな何かを生み出したい、という欲求のスパイラルを感じた。

私の本質は「お絵描きしたい人」だったらしい

ま、私が3DCGに入ったのは、絵を描く際の効率を考えたときの話で迷い込んだ変な入り方をした人だったわけだが、やはり根っこはお絵描きしたい人だったとよく分かった。お絵描きと3DCGとの両方に触れられるサブスタンスペインターは、私にとってようやく辿り着いた「目指す場所」「表現していたい場所」になったのかも知れない。

とはいえ、まだカメラビューの操作と、適当な色の選択方法を知ったのみであり、ベタ塗り方法、マスク、マテリアルの塗り方は明日以降勉強することになる。

でも、メッシュで作った立体像に色を塗って仕上げるという1点だけは、変わらない。その技法・効率の違いがあるだけで、出来上がるものは一緒だ。かかる時間が違うだけで、目指すもの・目標とする最終イメージがあれば、必ず仕上がる。そしてその仕上がりと、作業工程との両方を楽しみにできるならば、それはきっと「私に向いていること」なのだろう、と感じた。

サブスタンスペインターの可能性は薄々は感じていたが

今まで手を出せなかった理由は、それよりもまず先にBlenderが出てきて、そちらの学習に目を奪われたことと、BlenderとZbrushとの連携を模索したことだ。幸い、サブスタンスペインターとDCCツール(Blenderなど)とは必須の組み合わせだ。サブスタンスペインターで自由に自分のメッシュに塗りたくるためには、DCCツールでUV展開まではしなければならない。もちろんZbrushのみでもUV展開は可能だが、Blenderと便利アドオンなどとを組み合わせた方が作業性や効率などを考えても都合がいい。

また私の場合は最終的な撮影(レンダリング環境)もBlenderの予定なので、その点についてはサブペ+Zbrushだけではやはり最終アウトプットを作れない。Blenderとの連携の方が効率的。

なので、結果としてはBlenderへの習熟もある程度は必要だった、ということになる。

加えてBlenderでももちろんPBRマテリアルについての学習は終えている。でもね、ノードでのトポロジ部位ごとの色分けは直感的ではなかったし、修正も大変だとすぐに分かった。1素材全体のマテリアル変更は簡単だが、筆で塗った部分的なテクスチャ由来のマテリアル変更は大変だと感じた。もちろんある時期にはそういう表現を捨てて、リアルな色粘土で造形したような世界観で仕上げる、という妥協案も考えて、シェーダーノードの勉強をしたり模索した時期もあった。だが、妥協は妥協。本当に自分が作りたい物ではなかったので、長続きしなかった。

今後の予定

しばらくはサブスタンスペインターの学習とノウハウの蓄積に集中する予定。

サブスタンスペインターの学習がある程度進んだら、現段階でいくつか試したいことがある。それらを試す段階で、

  1. Blenderでのミドルポリ操作
  2. Zbrushでのブラッシングによるメッシュ形状操作
  3. サブスタンスペインターでの仕上げとBlender撮影

これらをループさせながら上達するつもりだ。この3つを1ループさせれば、背景無しのスクショやレンダリング結果でもある程度見栄えのする3DCG表現になるだろう。

そして付加価値は「私が素人であること」だ。一般的にネットでサブスタンスペインターの作品を見れば、どれも凄すぎるほどのリアルな作品が多い。もちろん彼ら・彼女らはプロでありポートフォリオとして公開しているわけだから凄いのは当然だが、誰しもが思うことは「私にもできるかな?やれるとしたらどんな感じになるのかな?」ということ。そこに最も近いのが私だろう(笑)サブスタンスペインターについてこれ以上の素人はいない。

お絵描きツールをサブスタンスペインターにしたい

おっと、だいぶ無茶だが、たまに使っては使い方を思い出しては忘れるCLIP STUDIO PAINTよりは、1枚の板ポリにサブスタンスペインターでお絵描きすれば、次元的にはどっちも一緒、ということになる。サブスタンスペインターに投げ縄ツールなどがあるかは知らないが、同等の機能があるならば、サブスタンスペインターでは立体にも色を塗れる。これはテクスチャリングに直結する。対してCLIP STUDIO PAINTに習熟してもテクスチャリングには直結しない。次元が1つ足りない。だったらサブペに習熟した方が私にとってはお得ということになる。(とはいえ、何だかんだで2次元画像加工ソフトは必要なんだけどね。。。)

というわけで、サブスタンスペインターで「リアルな何かを仕上げる」以前に、まずは名前のとおりペインター、つまりお絵描きツールとしてのサブスタンスペインターの基本をしっかり底の方からすくい上げる方法で学習していく予定。

サブスタンスペインターは一般的にはリアルな汚しなどのリアル素材作りに目が奪われる人が大半だろうが、私は違う。あくまでもお絵描きツールとしてどう使えるのか?から身に付けていきたいのだ。汚しやリアリティは後半戦の「時短・効率化」の段階で学ぶ予定。今はまだそういうレベルにない。



というわけで今回も長々と書いたが、どうやら私にはサブスタンスペインターがあっているようだと感じた日記。

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サブペくんの視点の先には青い地球が写っているのだろうか……。
The universe





今回の創作活動は約3時間30分(累積 約2,111時間)
(668回目のブログ更新)

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