3DCGで何をどう作るか考え中

ZbrushとBlenderの使い方、ヒント、コツなど。たまにZbrushプラグイン開発も。

GoBアドオンを正しくインストールする方法(Ver.3.5.52以降)

(約 6,400文字の記事です。)

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Zbrush とBlenderでメッシュを転送する無料のGoBアドオンの正しいインストール方法やアップグレード方法のご紹介。

Windows版のみの解説です。Macユーザーは参考情報としてご覧下さい。

バージョンナンバーなどが更新されている可能性が高いので、バージョンナンバーは現在の最新版のものに読み替えて読み進めて下さい。

対象読者はGoBアドオンに興味がある人や既に利用中のユーザーです。

執筆当時の環境はZbrush 2021.6.4、Blender 2.92.0、GoBアドオン Ver.3.5.52です。バージョンが変わっている場合には適宜バージョンナンバーを読み替えて下さい。

更新履歴

2021/07/14 GoBアドオン Ver.3.5.52以降の場合の手順に記事を改訂

2020/07/05 記事の内容を今の最新版に修正。

2020/06/19 一部の記事が長い(というか冗長)だったので削りました。
またVer.3.3.9安定版が公開されたことに伴い、古いVer.3.2.5以前の情報を削除しました。

まずはアンインストール

もし初めてGoBをインストールする人は読み飛ばして下さい。

GoB Ver.3.5系以前のユーザーはこの手順で古いバージョンを削除してください。(必須)

【重要】Blender側の古いGoBを完全に削除する

Blenderを終了させた状態で、Blenderのアドオンフォルダを開く。私の場合はこんな具合。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\2.92\scripts\addons

アドオンフォルダ内で「GoB」フォルダを見つけて削除する(あるいは別のフォルダに移動させる。)

Blenderを起動させ、プリファレンス>アドオンでGoBを検索し、何もでてこなければ正常にアンインストール完了です。もし出てきたら、

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  1. GoBを検索
  2. チェックをOFFにする【重要】
  3. 削除ボタンを押す

チェックOFFしてから削除ボタンを押すという順番が重要。逆にすると削除されないファイルが出てくる(らしい)。
削除ボタンを押した際にエラーが出た場合にも、残存ファイルがあるらしいのでBlenderを再起動後にもう一度上記手順を実施してGoBが残っていないか確認。

何も残っていなければ完全な削除完了です。

Zbrush側の削除(基本的に頻繁に入れ直す必要なし)

Zbrush側のアンインストール&再インストールは、頻繁には不要です。Blender側のアドオンの入れ直しで解消しない場合であって、Zbrush自体がアプデした場合や、どうにも挙動がおかしい場合に試せばそれでOKです。一応手順としては残しておきますが。

C:\Users\Public\Pixologic\GoZApps

このフォルダ内のBlenderフォルダを削除。

Macintosh版は
/Users/Shared/Pixologic/GoZApps
らしい(公式マニュアルから引用)

で、一度ZbrushもBlenderも終了させて下さい。

では、改めてインストール方法です。

Ver.3.5.52安定版の新規インストール方法

安定版は画面に右側にReleasedという文字と共に紹介されています。

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緑色のCodeボタンはそこからアプデが進んだ最新のベータ版です。ベータ版は頻繁にアプデされるので初心者にはオススメしない。)

Ver.3.5.52安定版はこちら。

Release GoB v3_5_52 · JoseConseco/GoB · GitHub

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Ver.3.5.52安定版に関しては、普通にDLしたZipインストールでOKです。

するとBlenderのアドオンフォルダ内に「GoB-master」フォルダができて、その中にインストールされます。

ちなみにマニュアルでは「Blenderのアドオンフォルダ内にそのフォルダをコピーせよ」となっていますが、どっちの場合でも結果は一緒です。ただし安定リリース版のVer.3.5.52ではそうですが、3.5.53以上の「開発途中のベータ版」ではZipインストールではなく、以下の「アップグレード手順」にしたがって下さい。

安定版(リリース版)以外の最新版へのアップグレード方法

2021/07/14現在では安定版のVer.3.5.52にマイナーバグフィックスが加わったVer.3.5.54が出ていますが、このようにマイナーアップデート(アップグレード)する場合には、Zip版インストール方法ではない方法でインストールします。

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  1. Blenderのアドオンフォルダ内の「GoB-master」フォルダを削除する
  2. CodeボタンからZipをダウンロードし、適当な場所に解凍する
  3. 解凍先の「GoB-master」フォルダをBlenderのアドオンフォルダ内にペーストする

要するに手動で「GoB-master」フォルダを差し替えるわけです。この場合だとプリファレンスの設定項目が引き継がれてアップグレードできます。

(対して新規のクリーンインストールの方法だとそれらも含めて完全に初期化された状態でインストールされます。)

オプション設定など

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①Zbrushの実行ファイルとDefaultフォルダを指定します。Zbrushの場所はデスクトップのショートカットを右クリックなどして調べて下さい。Defaultフォルダは

C:\Users\Public\Pixologic\GoZProjects\Default

あとは自由だが私のオススメ設定など

②残った一時ファイルなどを削除してくれるらしいのでチェックON

③ボタンを横長でテキスト付きで表示してくれるのでオススメ

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④ポリグループの情報を「頂点グループ」ではなくて「Face Maps」という別のグループに保存する。④に関してはFace Mapsを強く推奨。クリアマスクに関しては、ZbrushとBlenderとでマスクを共有させる使い方をしていないので、要らない物は付与しなくていいのでチェックON。

その下のVertex Merge Threshold, 0.0001mだが、これは「ユーザーが作成したメッシュの重複頂点の結合ではない」。紛らわしいので作者に確認した。なんの頂点の結合なのかというと、例えばカーブに直径を与えてBlender上でチューブ化した「Blender生成メッシュ」だったり、テキストオブジェクトをメッシュ化した場合の「Blender生成メッシュ」の頂点がしきい値以下の場合には自動的に頂点結合するよ、という設定。

分かりにくいよ!あと自動結合したくない場合もあるよ!ということで開発者とやりとりした結果、Ver.3.5.54からチェックOFFできるようになったし、表現も分かりやすいものに変更された。だがデフォルトの0.0001mで実害はないのでこのマニュアルでは安定版のVer.3.5.52で説明している。

⑤Blender上で作成された非多様体を自動で削除してからZbrushに送ってくれる機能。これも余計なことはして欲しくないのでチェックOFF。

⑥GoBアドオンがZbrushとのやりとりのファイルをチェックする秒間隔。デフォルトの0.5秒は頻繁すぎる(笑)2秒間隔で何の問題もない。

⑦マスクについてはZbrushとBlenderとでやりとりさせていないのでインポート不要なのでチェックOFF。

⑧ポリグループをFace Mapsにインポートし、ポリペイントやUVマップなどはとりあえずインポートする設定にしている。

ま、要するに不要な項目は各自で判断してチェックON/OFFして下さい。

Zbrush側へのインストール フォルダをコピペする

初めての新規インストールの場合には必要なので、念のため書いておきます。

この項目は基本的に過去に1度実施していれば何度も行う必要なし。Blender側のアドオンだけアップグレードさせればそれでOK。よほど何か不安定になってZbrush側も含めてクリーンインストールしたい場合には実施して下さい。

コピー先のフォルダを開く

C:/Users/Public/Pixologic/GoZApps

Macintosh版は
/Users/Shared/Pixologic/GoZApps
らしい(公式マニュアルから引用)

次に、先ほどDLしたzipフォルダの中身を表示させる。GoB-masterフォルダ内のBlenderフォルダをコピーし、上記のGoZAppsフォルダ内に貼り付ける。

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インストーラの実行

バージョンナンバーなどが更新されている可能性が高いので、コピペする際にはバージョンナンバーの部分を修正して下さい。

C:\Program Files\Pixologic\ZBrush 2021\Troubleshoot Help

ここにある「GoZ_for_ZBrush_Installer_WIN.exe」を実行する。

で、一度完了したら念のためもう一度「GoZ_for_ZBrush_Installer_WIN.exe」を実行する。

私の環境ではなぜか1回ではいくつかのファイル内容が更新されず、2回行ったら正しく書き換わったという珍事件が起こったので。深く考えずに2度実行しよう。

完了したらZbrushを起動させます。

GoZにBlenderパスを指定する

起動後、環境設定>GoZ>path to Blenderをクリック。

しばらく待ちます。

その後、ウィンドウが表示されるのでBrowse...ボタンをクリックし、Blender本体のある場所を指定します。

後は環境設定を保存して、これで準備完了です。

が、念のためZbrushを終了し、再起動させましょう。

動作確認

ZbrushとBlenderを再起動させます。(起動の順番は関係ないです。)

Zbrush側でテスト的なメッシュを作る

お好きなメッシュを作ります。ここではテンプレのDogを開いただけ。

GoZボタンを押してBlenderに送る

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Blender側でスイッチをONにする

説明を分かりやすくするために、まずはBlender側のキューブなどは削除してビューポート内を空にしておきましょう。その方が分かりやすいため。

そしてImportボタンをONにする。

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直後にDogが表示されたと思います。

Blender側でImportボタンをONにできない!

(2020/07/05追記)
まずはZbrushでGoZボタンを押し、次にBlender側でImportボタンをONにしてみて下さい。すんなりONなったはずです。

あなたはおそらくそのPCで、そのZbrushで初めてGoZ機能を使おうとしたはずです。そしてZbrush側からではなく、いきなりBlender側でImportボタンを押したと思います。その場合、GoZ機能の準備がZbrushで整えられていないため、ImportボタンがONになりません。

その場合は、実は「まずはZbrush側でGoZボタンを押す」必要があります。それによってGoZ機能が初期化され、外部ソフトでもGoZ機能を利用可能になります。

これはGoBアドオンをそのPCで初めて利用する場合の仕様制限であり、2度目以降からはBlenderのImportボタンをいきなりONにできるようになります。ややこしい(笑)

(技術情報)

C:\Users\Public\Pixologic\GoZBrush

フォルダ内の「GoZ_ObjectList.txt」というファイルはGoZボタンを押すと自動で生成されます。が、過去にGoZボタンを押していないとこのファイルが作成されません。一度作成されてしまえば後は上書きで利用されていきます。これを作成させるために、利用開始時の初回だけ、Zbrush、Blenderの順でGoBアドオンを動作させる必要があります。(最初から中身が空のテキストファイルをインストールしてくれればいいのにね。そうなっていないのには理由があるのかどうか、よく分からない。)

(追記終わり)

Blender上でメッシュを変形させる

編集モードで適当に変形させます。変形が終わったら、エクスポートボタンを押します。

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正常ならZbrushが開いて変形済みのメッシュが表示されます。

以上で動作確認終了です。

挙動がおかしい?

GoB Ver.3.5.52ではかなり安定しているのですが、それでも「特定の条件が揃うと」挙動がおかしくなります。GoZボタンを押すとフリーズしたような長い待ち時間が発生したり、メッシュの位置が元通りにならなかったり、最上位のサブツール名の末尾に1や2が付いたりと、ときどき不安定な動作になります。

そこでそういった問題を回避して常にGoBアドオンを安定動作させるために開発したのがGoBアシストツールV3です。

(準備中)

ZbrushとBlenderとで安定したメッシュの転送をしたい人は是非ご検討ください。





今回の創作活動は約2時間(累積 約1,222時間)
(431回目のブログ更新)

2021/07/14 追記。今回の創作活動は約2時間30分(累積 約2,469時間)
(739回目のブログ更新)

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