画力がないなら立体を作ればいい

「何を作る」より「どう作るか」を考えたい人

私はクリエーターではなくインストラクターなのかも知れない

(約 3,200文字の記事です。)
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ここ数日考えていたこと。BlenderでZbrush由来のメッシュにリグ入れできてポージングできるようになってから、作りたい物がなくなったこと。私はクリエーターというよりも、Zbrushというソフトの使い方を探求して上手いやり方を人に伝える「インストラクター」の方が合っているのではないか?と感じたこと。

モチベーションの消沈

不思議なことに、BlenderでZbrush由来のメッシュにリグ入れしてウェイト塗りして自由にポージングできるようになったはずなのに、そこから先のモチベーションがなくなったのである。不思議だ。自由に作れるはずが、そのステージに立ってみたら、どう踊っていいのか分からなくなった(笑)自由の空は、自由すぎた。飛び方が分からなくなった、ともいう。

で、数日、執筆活動をお休みして考えてみた。

私は何を作りたいのか?

最初は創作小説の挿絵を3DCGで作ることだった。ポージングに難があったのでBlenderに挑戦してそれを克服した。自由に作れるようになった。

で、自由に「何を作りたいのか?」と問われたとき、作りたい物が枯渇していた。ないのである。
今まで突っ走れたのは、下絵があって、それを3DCGで表現できるかどうかの挑戦だった。

結果、できた。答えが見えた。

で、今後もそれで作り続けたいか?と考えると、YESとは言えなかった。

では何を作りたいのか?


……。アレ?


……。


なくなった(笑)見つからないのである。あれだけプラグインを作ったりZbrushを使いやすくしたり、メッシュを自由にBlenderでポージングできるようになったのに、

YAMATO Tools - BOOTH

いざ「何を作りたいですか?」という自問自答に答えられなくなっていた。

何を作りたいのか?

例えば商業フィギュア造形師ならば、生活のために造形しなければならない。だが趣味だと別だ。どうでもいい活動だ。その趣味の時間で、何を作りたいか?がなくなると、何も作れない(笑)モチベーションがまったく湧いてこない。

例えば、「アレを作れたら楽しいかな?」「これを立体化できたら楽しいかな?」と妄想はできる。だが、数十時間かけて本当に作りたいですか?と考えると、どうもNoなのである。

フル3DCGによる挿絵はコストが高すぎた

想定外だが、想像以上に時間、エネルギーがかかりすぎた。ラフ絵+水彩画風着色のほうが早かった。なので、結果としては、フル3DCGで1枚絵を作るのは「割とコスト高」だった。絵師が3DCGを駆使して線画やガイドラインを作る分にはかなりの威力だろう。だが、フル3DCGでレンダリング結果を1枚の作品にしようとすると、かなりハードルが高い。モデリング以外の知識がかなり必要だ。詳細は省略するが、テクスチャだったりテクスチャペイント、マテリアル、ライティングetc……。ラフ絵+少々の色味の方が早いし、イメージボードならばそれで十分だ。

つまり、想定と実際が割と違ったってこと。

で、何を作りたいですか?2nd

一周して戻ってくる。これ。何を作りたいの?


う~ん、う~~~~ん、わからん(笑)分からないのである。作りたい対象がなくなってしまった。別に作りたいほど思い入れのある二次創作物も、なさそうだし、権利的な問題も大きいし。(アズレンは二次創作OKだが、そもそもアズレン詳しくないし、好きかどうかも不明。)大抵の有名作品は二次創作について言及していない状態だが、法的にはNG寄りだ。一次創作者がOKしていなければ全てNGなのである。(ファンアートならば黙認が99%な気がするが、他はまずは警告が入るだろう。)でも、そうまでして何かの二次創作したい物が、ない、ないのである。


で、ちょっと視点を変えて考えてみよう。

英単語と文法が完璧でも英会話が「流ちょうに」できるとは限らないが、逆はない

わかりやすくいうと、これだ。Zbrushの使い方の紹介は、英単語と英文法の解説に近い。それが完璧でも、流ちょうな英会話ができるかといわれれば、Noだ。慣れの問題もあるし、リスニングとスピーキングを鍛える必要がある。

だが、逆はあり得ない。流ちょうな英語を話せる人が、英文法や英単語について正しく解説できる保証はない。「え?だってそうだし?何がおかしいか正しいかなんて説明できないよ?」ってのが、ネイティブの意見らしい。なので、それをきちんと英語の初学者に文法に沿って分かり易く解説できる能力には、どうやら価値があるらしい。

で、仮に英単語と文法が完璧なら、たどたどしくても、ネイティブに伝わる正しい英文を作れる。それが演説だろうが、法的文章だろうが、関係ない。文法的に正しくて、英単語も正確なら、何の問題もない。ぺらぺらが日常会話に限らず、きちんとした英語は、きちんとしている。スラングは、ま、どうでもいいよね。

となると、

今作りたいモノがなくても、作りたい形へのアプローチ方法の探求には価値がある

英語で、話したくなってから英文法の学習を始めていては間に合わないように、Zbrushでの造形も、作りたいモノが固まってから「ではどうやって操作すべきか?」を考えては遅い気がする。もちろん今の私はある程度は作れるが、万能ではない。Blenderで瞬殺の形をZbrushで作るべきか、それともGoBの方が早いか?など、割と「これどうやって作ってZbrushで運用する?」という形は多い気がする。

なので、今作りたい対象がないにしても、ぱっと見だったり、SNSで見た造形を模倣するための手順が瞬殺できない場合には、それらの小さなTipsを探求する事には、価値があると思ったのだ。

一つ目は、他人から見ての情報参照性=利用価値、ノウハウの価値がある。二つ目は、自分自身の造形力の基礎力の強化。頭の中で「これを作りたい」と思った時に、100%Zbrushで造形手法が想起できるならば、後は単なる作業時間のみで完成だ。だが、作り方を模索し始めると何十倍も時間がかかる。この「模索」を減らせるという意味でも、日々の「これをどうやって作る?」のノウハウの集積は、私にとっても価値がある。

とりあえず

作りたいモノがないならば、Zbrushで、適当に見知った形について、それをZbrushやBlenderを有効活用して効率よく作るにはどうしたらいいか?を探求する事には、他人にとっても、自分にとっても、価値がありそうだ。なので、今後は、ちょっとしたTipsをまとめるような活動を開始したいかな?と思っています。まだ、もう少し考えたいですが、答えが出なければ、まずはこれになるかも知れません。

ただ、これまでの経験上、無料での放流は有り得ません。執筆のコストを回収する必要がありますが、ぼろもうけは不可能。せいぜい寄付金額以上の情報の価値があるように記事を執筆する程度。それを肯定できない人はご自身でどうぞ探して試行錯誤して見つけ出して下さい、というスタンスは変わりません。時間を取るか、効率を取るか、の選択は、選ぶ側の自由ですから。


他にも色々考えたことがあったのですが、ひとまず今日はこの辺でお開きです。


今回の創作活動は約30分(累積 約1,215時間)
(428回目のブログ更新)