画力がないなら立体を作ればいい

3DCGでワンシーンメイキング(オリジナル小説の挿絵作り)

YT Tools 今後の開発予定(実装予定、修正予定など)

(約 3,600文字の記事です。)
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ブログの更新頻度と創作活動の頻度は落ちるが、活動を完全に止めるつもりはない。特にZbrushプラグイン開発。がっつり取り組む時間が確保できない=実装作業に入れない。だが今後の方針について考えたり、短時間でできるテストなどでちょっと試して結論が出た部分もあるので、今後の方針としてまとめておこうと思う。

8方向のスクショをまとめて一気に保存するツール(正確に45度回転のスクショが撮れる) - YAMATO Tools - BOOTH

yamato-tsukasa.booth.pm

これは現在でもかなり便利なツールになっているのだが、今はまだ、完全動作するのは「パースなしの場合のみ」である。パースが入ると縁が見切れる場合があるのだ。

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だが、色々試した結果、縁が見切れることを完全に防げる方法を編み出したので実装可能。しかも縁の余白の量はある程度はユーザー自身で設定可能(例えばスライダーで指定など)。

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パース付き&オートフィットの強力さ

例えばフィギュア原型を想定して話をする。これがどれだけ凄いことかというと、例えばパース50mm(人間の肉眼での見え方に近いと言われる画角)でオートフィットでモデルを8方向からワンクリックでスクショが撮れるのだ。

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オートフィットなので、Zbrushの原点の位置とモデルの立ち位置とは無関係でよい。なので、操作としては、

  1. オートフィットボタンをONにする
  2. プレビューする
  3. 余白を調整する
  4. Saveボタンを押す
  5. ファイル名を打ち込む
  6. パース付きで画面にフルフィットした8枚のスクショの完成

多分、2分もあれば作業が終わる。圧倒的驚速。しかも、その場でフィギュアを造形しなおしても、これまた2分でスクショを撮り直せる。気合いも根性も集中力も必要ない。これは作業終盤で気力が尽き欠け、残り時間も少ない中で圧倒的な「力」だと思う。

小物の寄りショットも瞬殺

フィギュアなら、小物、衣装など、特に造形に力を入れたところを解説したいこともあるだろう。そんな時にもオートフィットは強力で、必要なサブツールのみを表示させてオートフィット撮影をすれば一瞬だ。しかもパースON撮影ならば、肉眼で見た形に近いのでより好ましい。もちろんパースなしもできる。

パースの有無&オートフィットの有無でかなり柔軟なツールに

当初、8枚のスクショをZbrushの原点周りに撮れればよい、というコンセプトでスタートしたが、無理だと思っていたオートフィット機能の実現で一気にその利便性が増した。残念ながら実装は6月以降になってしまうが、確実に実現可能なツールだ。今後をお楽しみに。

基本機能の強化

だがこのツールの基本は、ズームレベルが変わらずに大きさを保ったまま8方向からスクショが撮れることである。つまりオートフィットが不要な場合だ。そうなるとフィギュア全体の重心をZbrushの原点付近に配置しないとコンパクトにまとまったまま回ることができない。(左右に大きくブレる)。モデル全体を平行移動させるのは、ハイポリになると極端に難しい。特にサブツールが多くてハイポリなら移動すらままならない。そもそも、完成モデルはいじりたくないのが本音だ。

そこで今予定しているのは、

  1. ユーザーが、完成したオブジェクトを一切移動させず、
  2. コピーしたツールに対してワンクリックでフルフィットする位置に自動移動させ、
  3. ユーザーが上下左右の余白を「微調整」するだけで、
  4. 即プレビュー&Saveできる

ようにすることを予定している。手順1,2まではワンクリックの予定。そのボタンの実装。

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これなら両手を広げたポーズから体育座り、自動車からロケットのモデルまで、どんなものであっても関係ない。オートでバランスのいい場所にZbrushの原点を設定してキャンバスのど真ん中に持ってきてくれる。後は微調整するだけ。これも一瞬。なので、サブディビジョンなしのどんなハイポリでも軽快に操作できる。これも2分もあればスクショが取り終わる。

なお、このボタン類の機能は既に理論上はできているので、試行錯誤なしでの実装を待つだけだ。

オプションで仰角・俯角の実装

今は水平0度からの眺めになっているが、ここに斜め上から見下ろす俯角の設定も予定している(スライダによる数値入力)。ちょぃ斜め上からの8ショットが撮れることになる。キャラからの艶っぽい見上げた目線で8ショット撮影が必要な人もいるかも知れないので。もちろん見上げる仰角にもなり得る。使い方は自由(笑)

モデル完成後のユーザーのスクショ撮影の負担を極限まで減らす

これがこのツールのコンセプトになりそうだ。1枚2枚なら手動でなんとかなる。だが一周ぐるっと、となるといきなりしんどい。しかもなぜかスクショ撮影後にそれを見ていて手直ししたくなるのが心情なのだ。でも作り直すとまた8枚の撮影地獄……。2分で完了するツールがここにありますよ。

画面フィット系関数を既存プラグインに適用

今回のスクショプラグインの開発により、今まで不可能だと思われていた「常にサブツール全体を画面にフィットさせる」関数と、逆に「常に1つのサブツールだけにズームインして画面いっぱいに写す」関数とが作れそうだ。この関数が出来上がれば、今までのように「この画面ではオブジェクトがフィットしていますか?」というダイアログをなくすることができる。

さらにこれはBTCで役に立つ。
Zbrush用プラグイン「Back To the Center」(斜め配置と原点配置とを往復可能) - YAMATO - BOOTH
BTCの角度情報取得作業では、基本的に1つのサブツールにズームインしていた方が作業がしやすいが、回転直後は全体を見て角度が正しいか確認する必要がある。なので頻繁にズームイン/アウトが必要だったが、この関数でそれも自動化できる。そして、原点から斜め配置に戻す際には全体を見渡せたほうが元に戻ったことが分かりやすい。

また、ViSでも役に立つ。
Zbrush用プラグイン「Visibility Switcher」(全ての目玉アイコンをワンクリックで一気に復元) - - BOOTH
目玉アイコンのON/OFFは常に全体像が見える状態で切り替わったほうが分かりやすい。

こういうズームイン/アウトも累積で作業時間に悪影響を与えている。しかも人が操作すると蓄積疲労にもつながる。モデリングでは如何に無駄な作業を減らすかを考えないと、作業時間の半分はただのPC操作だったりするから笑えない。本当に、何かをクリックしたりスライダをドラッグしていることばかりで、メッシュを操作している時間のほうが少ないかも知れないのだ。当プラグイン群はそれを極限まで減らすためのツール群と言っていい。

YAMATO Tools - BOOTH

私がやりたいことは、モデリングである。PC操作でもZbrush操作でもない。形を作ること、色を塗ることなのだ。恐らく誰もがそうだと思う。だが、考えなしに操作していると、やはりほとんどがPC操作になる。当プラグイン群を活用してスピーディーに作業をすすめ、より多くの時間を「形を作る作業」に充てて欲しいと願っている。

結論 プラグイン開発に復帰したらこれまた強力ツールが1つ完成する

間違いないだろう。また既存ツールの快適さも増す。ますます高速に作れるようになる。

なお、やっぱりブログを書いたらそこに時間が持って行かれるので、しばらくはブログもお休みします(笑)

今後に乞うご期待というネタをばらまいてしばらく休眠状態に戻ります。
では。
ヽ(´ー`)ノ

大和 司

今回の創作活動は約2時間30分(累積 約849時間)
そのうちモデリング作業 約2時間(累積 約149時間)
(247回目のブログ更新)