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Back To the Center(BTC) Ver.2.2系で強化された機能の説明

(約 2,200文字の記事です。)
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BTCプラグインはVer.2.2系で機能が大幅に強化されました。
2台柱であるBTC機能とチェンジザワールド軸モードの2つの機能をそれぞれ大幅強化。
Zbrush用プラグイン「Back To the Center」(斜め配置したパーツを左右対称編集するツール) - - BOOTH

更新履歴

2019/07/02 バージョンアップに伴い旧バージョンの古い機能の説明を省略しました。
2019/02/03 作成。

チェンジザワールド軸モード(CWAモード)の強化

トランスポーズマスターの結合前チェック(プリスキャン機能)

トランスポーズマスターでは、一度結合したサブツールを再び元に戻す際に、結合時に一部でも非表示のままのサブツールがあると、分解できないという致命的な仕様となっています。
そこでCWAモードでは、まず全ての可視状態のサブツールをスキャンし、エラーとなるサブツールを事前に検査します。
そして、エラーとなるサブツールを発見すると、非表示部分を点滅表示させます。

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ユーザーは、アンドゥして非表示部分をDel Hiddenするか、そのまま表示状態にして続行するかを選ぶことが出来ます。再度ホットキーを押してCWAモードを実行すると、引き続き全てのサブツールを検査します。

2019/05/23 追記
Zbrush2019.1ではサブツールマスターに「Show Hidden Points」という項目が追加されたので、トランスポーズマスターの前にそれを全てのサブツールに適用することでトランスポーズマスターの致命的なエラーは回避可能です。しかし、最も重要なのは「どの部位が意図せず非表示になっていたのかを作り手が把握すること」だと思うのです。ゴミメッシュならば削除するのが最良です。ですがゴミ部分が残ったまま表示状態にされて作業が続行し、納品後にゴミであることが発覚するのはトラブルの原因になります。当プラグインでは、実はCWAモードのエラー回避のみならず、意図せずに非表示になっている部分のチェックも点滅表示でチェックできる、というメリットがあります。
この点については別プラグインとして別途提供する可能性があります。

トランスポーズマスターの自動呼び出し

問題が無ければ続いてトランスポーズマスターを呼び出して自動結合します。
また、Step3でオブジェクト全体を任意の位置に配置した後にもトランスポーズマスターによる分解を自動実行させるかどうかの質問ダイアログを設置しました。
いずれの場合でも、いちいちPluginタブからボタンを選ぶ必要はありません。

CWAモード特有の使いやすさの追求

トランスポーズツールの常時表示化

BTCモードでは、例えば頭部の中に位置合わせ用のキューブメッシュを使うことを想定しているので、作業ごとにドローモードにしています。ですが、CWAモードで一度トランスポーズマスターで結合した場合には、メッシュは常に露出しています。そこでCWAモードではドローモードにせずそのままムーブモードを保ってトランスポーズツールが表示され続ける様になっています。これにより、サクサクと位置を指定することが出来ます。

不要ステップの削減

BTCモードと違って、Step4(位置の復元)はCWAモードでは基本的に不要です。なぜならば任意の点を原点に移す機能を台座の中心に適用することで、オブジェクト全体を元の位置に戻せるからです。またサブツールのバックアップコピーも不要です。このように、Ver.2.2系ではBTCとCWAモードを分離させたことで、各機能の使い心地を洗練させています。

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Ver.1 系との違い

上記の特徴は全てVer.1 系にない機能です。Ver.2 系から実装されました。ですので、これらの機能に興味のある人は、まずはVer. 0系の無料版を使ってBTCの基本動作を確認後、無料のSC版(仕様確認版)で実装状況を確認して使用感をイメージしてみて下さい。もし利用価値があると思った方は寄付をお願いいたします。

Ver.1 系は更改を終了しました。Ver.2 系のみ更新&メンテしています。

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今回の創作活動は約1時間15分(累積 約749時間)
(174回目のブログ更新)