(約 1,400文字の記事です。)
PhraseExpressという英語のソフト。これは短いキーワードを入力すると自動的にテンプレートの文字列を呼び出してくれる優れもの。IMEだと1文しか登録できないが、PhraseExpressでは改行を含めた複文や、入力ボックスの表示などといったカスタマイズができる。たとえて言うならテキスト専用のプログラミングソフト。もちろんクリップボードの内容をやりとりできるし、事前に登録したフレーズをランダムに呼び出すと言うことも可能。
Googleで PhraseExpress と調べれば解説サイトが出るのでそちらを参考に。
ただし、これは英語ソフトオンリー。日本語インターフェースはありません。プログラミング経験がある人ならちょっと触れば自由に使えるはず。
で、本題。筋トレの記事を書いたとしよう。何日か書いたとする。
(筋トレ 19)
(筋トレ 20)
(筋トレ 21)
……
日数があいた。今日の記事はさて累計何番目だっけ?いちいち過去記事を見て確認。今日は22回目だな。「22」と。
面倒くさいよ、いちいち過去の履歴を調べるなんて。
過去の累積数を保存しておいて「筋トレ(半角スペース)」の後ろに入れてくれればいいのに。つまり過去の履歴分のインクリメント機能が欲しいのだ。
できますよ、PhraseExpressなら。こちらの動画を参考にすれば作れる。
Invoice number in PhraseExpress with auto-increment - YouTube
私の場合は、「 Kinc;」と打ち込むと勝手に(筋トレ 22)が出てきます。次の記事を書くときも、Kinc;で(筋トレ 23)が出てきます。数字はHDDに保存されて増分するので楽ちん。
設定を画像で残します。需要があるか怪しいのでソースコードまでは丁寧に設置しません(笑)手打ちして。なお、全て1行のソースです。改行とかしないでね。
ファイルは2つ用意する。1つは文字列出力用。もう1つはカウント数の保存用。
(筋トレ累積 {#insert ##KintoreCounter}{#setphrase -description KintoreCounter -content {#calc {#insert ##KintoreCounter}+1 -round 0} -autotext ##KintoreCounter}日目)
一応間違って入力したときにカウント値を修正できる用のものも用意。これも1行。
小文字のcを1回余計に打って「 Kincc;」。ダイアログボックスが出る仕様。
(筋トレ累積{#settemp -name TempKintoreCounter -content {#formeditbox -text カウンター -def {#insert ##KintoreCounter} -single -required numbers}} {#gettemp TempKintoreCounter}{#setphrase -description KintoreCounter -content {#calc {#gettemp TempKintoreCounter}+1 -round 0} -autotext ##KintoreCounter}日目)