(約 1,900文字の記事です。)
24時間の1%は14.4分。
思っていたよりも分数があった。肌感覚だと「せいぜい2~3分でしょ?」と思っていたので驚いた。私は時間感覚についてはかなり鈍感なのだと理解した。
さて、1日のうちの1%を英語の勉強に使うだけでずいぶんと世界が広がる。
- Zbrushを英語インターフェースで使える
- Zbrush関連の動画を英語で視聴して理解できる
- 英語のフリーソフトを使える
- 自分の作品を見てくれる人が英語圏の人まで拡大する
クリエーターに英語力は必須。何度も主張している内容。
どうしたら楽に1%の勉強ができるか
人は生きていれば必ず寝て、起きる。日数が積み重なる。
寝る前と起きた直後で15分を超える
朝、布団の中で目が覚めた瞬間からDUO 3.0の復習をすると、何だか目が覚めた気になるのがだいたい10分。寝る前はスッと寝たいのでタイマー計測していないが、7分程度はDuoを眺めている気がする。何の努力もせずに自動的に1%以上は英語の学習に繋がっている。
やるのは寝る前後だけ。歯磨きする程度の気分だ。
実際やってみた結果
何の苦労もせずに一週間で1~33文目に到達した。過去の復習もしながらだからのんびりペース。それでもこのペースでいくと、17週でDuo全体の560文を終えることになる。しかも復習しながらだから、記憶の定着がかなり期待できる。
大した努力もしないで4ヶ月ちょっとでDuoの英単語力が身につく。TOEICなら600点は確実だろう。英単語力はもちろん基礎力でもあるので更にハイスコアを狙う土台になる。
ドラマチック症候群からの脱却
実は、このようなやり方で17週でDuo全体の560文を終えることができると知ったときに驚いた。もっともっと時間がかかると思っていたのだ。肌感覚だと半年以上。というのも、どうやら固定概念が悪さをしているようだ。
何かの結果を出すためには、巨人の星の星飛雄馬のように毎日血のにじむような努力を続けるか、「こつこつやっています私(ドヤ顔)」というアピールを前面に出せる状態でなければならない、とどこかで思っていた。
ところがどっこい、今回の件では、寝る前に何となく取り組み、目覚まし代わりに何となく復習するというだらだらプレイでも、なぜか自動的に4ヶ月後に目標が達成できるという見通し。全然頑張っていないし、努力もしていない。
努力という記号を使わなくても、結果は出せるんだ!と初めて知った気がする。
こつこつ努力することへの嫌悪感
ウサギとカメの話が良く引き合いに出される。アリとキリギリスも同様。こつこつ努力した者が最後に勝つ、というお決まりのシナリオがなんか嫌だった。努力することを否定するつもりは全くない。それこそが重要だからだ。
しかし、瞬発力のある者をも超えられるんだぜ、こつこつ最強なんだぜ、という押しつけがましい価値観が嫌だった。アートは瞬発力と直感なので、クリエーターとしてはそれもまた重要。
このジレンマが私を日々の学習から遠ざけていた。
何も考えないオートマティックな取り組み
こつこつやらなくていいんです。ただ毎日やるだけでいいんです。努力なんてしなくていいんです、寝る前後にちょっと取り組むだけでいいんです。
頭の固い人はこう言うだろう。そんなんで結果が出るか、と。もっと血のにじむような努力をしろ、と。完全なドラマチック症候群の患者ですね。ドラマチック症候群の人はたいてい燃え尽き症候群になる。
だらだら学習が生涯学習のコツかも
毎日取り組むだけのだらだら学習では燃え尽きないので長期継続ができる。そして継続は力なり。だらだら続けてだらだら復習していいんだよ。全部暗記しちゃったら飽きると思うので、そうなったらまた別の題材を探せばいい。だらだらと一生何かの勉強を続ければいい。
頑張っていないし、努力もしていないから、疲れない。燃え尽きない。むしろ着実に自分の血肉になって定着していく。
結論
- 頑張ってるアピールなしで、だらだら学習を続けてもいいんだよ
- なぜか実力が付いてくるが、頑張っていないので気にしない。威張らない。
- 人は時間についての感覚はかなり鈍感だから、何事にもタイマーを利用しよう