Blenderの初期起動状態を保存する

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Blender起動時の画面の状態は自由にカスタムできる。今回はその変更方法のご紹介。

大和 司

慣れたら自分好みの初期設定でBlenderが立ち上がるように変更しよう。

(約 1,000文字の記事です。)

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現状のバックアップ

ただしアウトライナーの状態なども全て上書き保存されるので、保存操作は慎重に。カスタムしまくっていると前回の設定に戻すのが難しくなる。
怖い人は上書きする前にこの本体ファイルを事前にバックアップし、それから上書きすると安心。

C:\Users\UserName\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\XXX\config

UserNameは各自のアカウント名に、XXXはBlenderのバージョン番号に読み替えて下さい。

この中の「startup.blend」が現在の起動直後の設定情報を保持している。まずはこのファイルを別のフォルダなどにバックアップしておこう。

お好みの状態を作る

次にお好みの状態となるようにBlenderを色々自由にいじる。

その後にファイル>デフォルト>スタートアップファイルを保存。

これで初期ファイルをが上書きされる。

ただしアウトライナーの状態(見た目)なども全て保存されるので、保存前に開閉状態や無駄なオブジェクトがないか要確認。

このスタートアップファイル、要するに、初期設定画面としてBlendファイルを読み込んでいるだけなので、「名前を付けて保存」で保存される項目は全て再現可能なのです。

☕バックアップすべき環境設定フォルダ

ちなみに先ほどの1つ上のXXXフォルダ、実はこのフォルダ内にそのバージョンのBlenderの全ての環境設定ファイルが保管されている。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\XXX

XXXはBlenderのバージョン番号で読み替えて下さい。

大和 司

アドオンも含めて丸ごと全ての設定がこのフォルダ内に保存されているのだ😍

なので定期的にこのフォルダを7z等の高圧縮ファイルで別フォルダにバックアップしておけば、Blenderがどうにもおかしくなったときに復活させられる。覚えておいて損はない。

あるいはBlenderに初めて使うアドオンを入れたり何かしらの実験的な挑戦をしたりする前にこのフォルダをバックアップしておけば、万が一Blenderがおかしくなっても簡単にロールバックできるぞ!

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